福島県に観光客を呼び込んで復興を後押ししようと、JR東日本は3日、常磐線に17日から導入する新型特急「E657系」を、臨時列車「復興いわきフラガール号」(10両編成、定員600人)として上野―いわき間で走らせた。 2月に営業を全面再開した同県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」のダンスチーム「フラガール」が今回、市内の湯本駅といわき駅で乗客を歓迎。 JR東日本によると、新型車両をデビュー前に一般客向けの臨時列車として運行するのは同社発足後初めて。「車両整備の日程が厳しくなる」などと社内で議論もあったが、「復興の旗印としたい」との思いから先行運転が決まった。 湯本駅のホームでは、下車した307人をフラガールの3人が出迎え。駅前の特設ステージで「タフアフアイ」など4曲を踊った。 フラガールの一人、浜津奈苗さんは「多くの人に来ていただき、感激しました」と喜んだ。 水戸駅から乗車した木下