大阪府教育委員会は28日、委員会議を開き、任期満了で3月末に退任する中西正人教育長の後任に弁護士で府立和泉高校長の中原徹氏(42)を互選した。 任期は4月1日から4年間。現職の都道府県教育長で全国最年少で、同府教育長としては初の民間出身となる。 中原氏は早稲田大法学部卒。前知事の橋下徹大阪市長の友人で、米国の弁護士事務所勤務などを経て、2010年4月に民間人校長として、和泉高に着任、国際感覚養成に力を入れた。12年3月の同高卒業式で、府教委が国歌斉唱時に起立斉唱を求める職務命令を出したことを受け、教職員の口の動きを確認して報告する「口元チェック」を行った。