山田町から緊急雇用創出事業を受託したNPO法人「大雪りばぁねっと」(北海道旭川市、岡田栄悟代表理事)の使途不明金問題で、町は8日、法人が拠点としていた町有施設「B&G海洋センター」を報道陣に公開した。内部は増改築され、法人などが購入、レンタルしたとみられる備品も保管されていた。備品は数千点に上るとみられ、法人側が債権者を確認中のため、町では整理できない状態だ。 拠点施設はこれまで法人と町が共同管理していた。2日、両者の弁護士の話し合いで町の単独管理となり、公開されることになった。町の第三者委員会の報告では、施設の改修費は1億2653万円とされている。 町によると、機械室北側の調理室部分と、体育館用具庫奥の倉庫が増築されていた。従業員用の食堂も造られていた。 法人幹部しか入室できない施錠付きのドアが二つあった。一つは以前の管理人室で、内部は「災害対応司令室」として大型の液晶テレビ4台が備え付