障害者郵便、8割が「悪用」 郵便事業会社、差額請求へ(1/2ページ)2008年12月24日23時7分印刷ソーシャルブックマーク 障害者団体向けの「低料第3種郵便物」制度が悪用され、大量のダイレクトメール(DM)広告が格安で郵送されていた問題で、07年度から今年10月末までの1年7カ月間に、この制度を利用して出された約1億8800万通のうち約8割の約1億4800万通が悪用だったことが分かった。正規料金との差額は少なくても約49億円にのぼる。郵便事業会社(JP日本郵便)が24日公表した。 これまでの朝日新聞の取材では、大手印刷・通販会社「ウイルコ」(石川県・東証2部)や他数社が04年以降に制度を悪用し始めたことを認めているが、日本郵便は06年度以前の利用分についても調査するとしている。悪用が判明した障害者団体と企業などには差額分を請求する方針。損害賠償訴訟や刑事告訴も検討するという。 日本郵便