新iPhoneはカメラ機能が向上し、被写体まで10センチの距離でも撮影できるという=都内 米アップル社の携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の新機種「3GS」が26日、日本で発売される。携帯電話は国内では「1人1台」に近づき、市場は飽和気味。その中でも、iPhoneなど多機能型は成長が期待される分野で、各メーカーが力を入れ始めている。 「3GS」は米国や欧州では19日に発売され、最初の3日で100万台以上売った。日本でiPhoneを扱うソフトバンクの孫正義社長は「すぐれた機能が盛りだくさん。ヒットを続けるのではないか」と期待を寄せる。 昨年7月発売の前機種「3G」と比べ、ネットを見るときなどの動作の速さが約2倍になったという。カメラの画素数を300万に増やし、動画も撮れるようにした。方位を示す「デジタルコンパス」を搭載し、地図を実際の方角に合わせて表示できる。「山田さんに電話