さて今回は三脚不要論と題して書いてまいります。このサイトは 「旅と写真」 をテーマにしていまして、大仰な機材を抱えて本格撮影…というのではなく、フットワーク軽くあちこち出かけて写真を撮りつつ旅を愉しむというスタンスで運営しています。そのため携行する荷物はできるだけ軽く、持たずに済むものは極力持たないという、実に貧乏志向 (省エネとか省資源と言うとカッコ良く聞こえる ^^;) なお出かけスタイルな訳です。…で、今回はその不要なものとして三脚について独り言をつぶやいてみることにします。 かつて三脚撮影には威厳があった 三脚はかつて風景撮影のためには必需品と言われていました。 特に遠景までカリカリにピントの合ったいわゆるパンフォーカスの絵を撮ろうとすると、絞りをF10以上(人によってはF20とか)くらいまで絞り込み、さらにフィルムのISO感度は50くらいまで下げて粒状性の少ないなめらかな画面を目