大河原町北部の道路沿いに建てられた小さな鳥居が、不法投棄対策に大きな効果を生んでいる。ドライバーや周辺住民からは「ごみのポイ捨てが劇的に減った」と驚きの声が出ている。 鳥居は高さ60センチほどで、村田町に抜ける広域農道や蔵王町境を通る県道の脇など約20カ所にある。農道沿いに事務所がある廃棄物収集業コーセイサービスが、町や近くの行政区の了解を得て建てた。 以前は通行中に捨てられたとみられるペットボトルやプラスチックごみが散乱。同社は毎年、ボランティアで清掃活動に取り組み、農道沿いに監視カメラも設置したが、ポイ捨ては減らなかった。「目に余る状況をどうにかできないか」(吉野征雄取締役)と考え、思い付いたのが鳥居設置だった。
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