NTT、NTT東日本、NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTT西日本が3月30日、東北関東大震災による被害と復旧計画の見通しを発表。NTT東日本の固定通信と、NTTドコモの移動体通信の状況ついて説明した。 1万人を超える体制で通信設備やサービスの復旧に尽力 震災でNTTの通信ビル設備やNTTドコモの基地局が被災したことで、約150万回線の固定系サービス、約6700の移動無線局、約1万5000回線の企業向けデータ通信サービスが中断した。NTT代表取締役社長の三浦惺氏は、通信設備の被災状況を「NTTビルの水没・流失・損壊・蓄電池容量の枯渇」「地中のケーブル切断、管路破損」「電柱倒壊とケーブル切断」「携帯電話基地局の倒壊・流失、蓄電池容量の枯渇」の4種類に分けて説明し、これら4つが複合的に発生したケースもあったという。 NTTグループは震災後に災害対策本部を組織し、全国から1万人を超える