ブックマーク / nazology.net (63)

  • 特定の脳細胞が活性化されるとマウスの寿命が延びると判明! - ナゾロジー

    臓器間の調和が健康と若さの鍵でした。 最近になって、体内の各臓器が互いに通信し合う連絡経路が、若さと活力の泉になり得ることがわかってきました。 健康な状態では、これらの経路が開かれ、器官は一体となってスムーズに機能します。 しかし、時間の経過とともに、これらの通信ラインは徐々に劣化し始め、重要な分子的・電気的メッセージを受け取る能力を失い、その調和は乱れがちになります。 連絡経路・調和・メッセージなどの単語のせいで、一見すると古代中国医学の「気功」やインドの「ヨガ」を連想する人もいるでしょう。 しかし米国のワシントン大学(UW)で行われたマウス研究は列記とした科学研究であり、化学遺伝学的手法を用いて連絡経路の探索が行われました。 その結果、脳の視床下部と体の脂肪組織を繋ぐ連絡経路がエネルギー生成の中心として機能し、老化に抗う肉体の若さや活力を提供していることが示されました。 また驚くべきこ

    特定の脳細胞が活性化されるとマウスの寿命が延びると判明! - ナゾロジー
  • 脳が疲れてきたタイミングで「川のせせらぎ」を聞くと集中力が回復する! - ナゾロジー

    集中力が切れてきたと感じたら、「川のせせらぎ」を聞くといいようです。 芝浦工業大学 情報工学科の研究チームはこのほど、学習中に特定の音や光の刺激を与えると集中力が向上するかどうかを実験。 その結果、脳が疲れてきたタイミングで「川のせせらぎ(River Sound)」の音を流すと、集中力を表す脳波が上昇することが判明しました。 やはり自然の音には私たちを癒す力があるのかもしれません。 この研究は、IoTに関する技術を議論する国際会議・APRIS(Asia Pacific Conference on Robot IoT System Development and Platform2023に採択されています。

    脳が疲れてきたタイミングで「川のせせらぎ」を聞くと集中力が回復する! - ナゾロジー
  • 「自殺を考える人」は血中に検出可能な変化が起きていた!しかもその成分は男女で違う - ナゾロジー

    自殺の認識が変わるかもしれません。 米国のカリフォルニア大学(UC)で行われた研究によって、男女で異なる5つの化合物の血液濃度を測定するだけで、自殺念慮の高い人を90%以上の精度で特定できることが示されました。 また研究では男女共通の自殺念慮の因子として「ミトコンドリアの機能低下」を示す化合物も特定されました。 ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産工場として機能しているだけでなく、脳と体の間の信号を調整する「ミトコンドリア情報処理システム(MIPS)」の中枢を担っており、機能不全は全身の細胞に大きな悪影響を及ぼすと考えられています。 このことから研究者たちは、プレスリリースにて「自殺未遂は実際には、細胞レベルで耐えられなくなったストレスを(死によって)止めようとする、より大きな生理学的衝動の可能性がある」との仮説を提唱しています。 研究内容の詳細は2023年12月15日に『Transla

    「自殺を考える人」は血中に検出可能な変化が起きていた!しかもその成分は男女で違う - ナゾロジー
  • スヌーズで起床すると「早朝の認知機能」が高まる可能性がある - ナゾロジー

    スヌーズ(Snooze)は、目覚ましのアラームを止めた後も一定時間ごとにアラームを繰り返してくれる機能です。 朝が弱い方、どうしても二度寝をしてしまう方はスヌーズ機能をよく使っているのではないでしょうか。 そんな方々に朗報です。 スウェーデン・ストックホルム大学(Stockholm University)の最新研究で、スヌーズを使う習慣のある人は、使わない場合に比べて、起床後の認知能力が高くなっている可能性があると報告されました。 スヌーズはしばしば「目覚めに悪影響を与える」と言われますが、実はプラスの効果があるかもしれません。 研究の詳細は、2023年10月18日付で科学雑誌『Journal of Sleep Research』に掲載されています。 Hitting ‘snooze’ can boost morning cognition, study hints https://www.

    スヌーズで起床すると「早朝の認知機能」が高まる可能性がある - ナゾロジー
  • 身体に運動したと勘違いさせ脂肪燃焼させる「運動模倣薬」マウス実験に成功! - ナゾロジー

    「ランニングも事制限もしたくないけど、体重は減らしたい」 一見矛盾したこれらの願いを叶えるかもしれない薬の開発が進んでいます。 現在、フロリダ大学(University of Florida)薬学部に所属するトーマス・P・バリス氏ら研究チームは、運動せずに、運動と同じ効果をもたらす「運動模倣薬」の開発に取り組んでいます。 新しい報告では、運動模倣薬を投与したメタボマウスが、運動とエサの量を変えなくとも、1カ月で体重の12%を減少させました。 少なくともマウスでは、運動せずに薬で運動の効果を引き出すことに成功しているのです。 研究の詳細は、2023年9月22日付の科学誌『Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics』に掲載されました。 Exercise-mimicking drug sheds weight, boosts mu

    身体に運動したと勘違いさせ脂肪燃焼させる「運動模倣薬」マウス実験に成功! - ナゾロジー
  • 誰でも簡単にできる「アイソメトリック運動」が血圧低下に有効と判明! - ナゾロジー

    血圧の高さが気になって「運動しよう!」と思い立っても、いきなりランニングやウエイトトレーニングを始めるのはハードルが高いものです。 そんな中、英カンタベリー・キリスト・チャーチ大学(CCCU)の研究が、老若男女を問わず、誰でも簡単にできる「アイソメトリック運動」が血圧の低下に効果的であることを発見しました。 またアイソメトリック運動は、難易度別に種類が豊富なため、自分の体力と相談しながら柔軟にメニューを変えられます。 さらに研究者によると、この運動は血圧低下の他にも様々な健康効果が期待できるとのことです。 では、アイソメトリック運動とはどんなものなのでしょうか? 研究の詳細は、2023年7月25日付で医学雑誌『British Journal of Sports Medicine』に掲載されています。 Scientists Reveal The 2 Best Exercises to Low

    誰でも簡単にできる「アイソメトリック運動」が血圧低下に有効と判明! - ナゾロジー
  • 仕事中の脳の疲れは「何もしない5分休憩」で十分に回復すると判明! - ナゾロジー

    仕事をする上で「休憩」は欠かせませんが、皆さんはどんな休憩を取り入れているでしょうか? 近くを散歩したり、コーヒーを淹れてみたり、音楽を聴いてリラックスしたり、軽くストレッチしたりと、色んな休憩法が実践されています。 もちろんそれぞれに利点がありますが、外に出たり道具を用意したりと少し手間がかかることは否めません。 しかし豪シドニー大学(University of Sydney)の最新研究で、注意力や集中力を回復させるには「何もしない5分間の休憩」で十分であることが明らかになったのです。 その身ひとつでできる点で「最も効率のいい休憩法」と呼べるかもしれません。 研究の詳細は、2023年6月18日付で学術誌『Educational and Developmental Psychologist』に掲載されています。

    仕事中の脳の疲れは「何もしない5分休憩」で十分に回復すると判明! - ナゾロジー
  • 視覚刺激で「脳の老廃物」を起きている状態でも洗い流せる可能性! - ナゾロジー

    脳を意図的にデトックスできるかもしれません。 米国のボストン大学(Boston University)で行われた研究によって一定の視覚刺激から脳が解放されたとき「脳脊髄液」の量が増加して、脳の老廃物を押し流してくれる可能性が示されました。 脳脊髄液による「脳のお掃除」効果は主に睡眠中に起こると考えられていましたが、今回の発見により、脳の掃除を目覚めている状態でも意図的に起こせる可能性がでてきました。 研究者たちは脳の老廃物を意図的に洗い流す方法が確立できれば、老化やアルツハイマー病など、老廃物の蓄積に起因する脳機能の低下を、防げるようになると述べています。 しかし視覚を刺激するだけで、なぜ脳のお掃除機能がオンになるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年3月30日に『PLOS Biology』にて公開されました。

    視覚刺激で「脳の老廃物」を起きている状態でも洗い流せる可能性! - ナゾロジー
  • 寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! - ナゾロジー

    DNAの末端にあるテロメアは細胞分裂のたびに短くなる特性から、ある種の寿命タイマーであると考えられていました。 しかし米国のノースカロライナ大学(UNC)で行われた研究により、染色体の先端にあるテロメアには、強力な活性を持つ2つの小さなタンパク質を生成可能であることが示されました。 この2つの小さなタンパク質は、一部のがん細胞やテロメア関連の遺伝疾患をもつ患者の細胞内に多く存在することが示唆されており、細胞の不調に応じて生産されるシグナル伝達の役割を果たしていると考えられます。 研究者たちは、テロメアが2つのシグナル伝達タンパク質をコードしている場合、がんや老化の仕組みや、細胞同士がどのように通信しているかについての、既存の常識がくつがえる可能性があると述べています。 しかし単調な繰り返し構造から成るテロメア(開始コドンを持たない)から、いったいどんな方法でタンパク質が作られたのでしょうか

    寿命タイマーと考えられていた「テロメア」にまったく新しい機能が見つかる! - ナゾロジー
  • 2022年・世界の医療を進展させた「生物・医学の研究報告」ベスト7 - ナゾロジー

    コロナ禍の出口が見えそうで見えない2022年。 そんな微妙な年を振り返ってビックリする生物医学系のニュースをランキング形式で紹介したいと思います。 今年のランキングも5万年前の染色体たちの間に起きた超古代の世界大戦、友達を強制的に変更する技術、脳細胞に咲く毒の花、抗うつ薬のマウスに対する効果の顕著な男女差、オスだけ殺す毒「オスカル」、犯罪現場のに潜む人間の、そして実験参加者全てのがんを寛解させた驚きの成果などなど、粒ぞろいのニュースを取り揃えています。 それではまずは第7位の紹介です! 2022年「ビックリした生物医学ニュース」ランキングベスト7第7位:【ミクロの男女戦争】5万年前人類はX染色体の大攻勢で女性しか生まれなくなっていた!第7位:【ミクロの男女戦争】5万年前人類はX染色体の大攻勢で女性しか生まれなくなっていた! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部まず最初に紹介

    2022年・世界の医療を進展させた「生物・医学の研究報告」ベスト7 - ナゾロジー
  • 「具合の悪さ」を起こす脳回路を発見! - ナゾロジー

    悪寒、発熱、痛み、疲れ、欲不振、活動の低下などの症状は、どの感染症にかかったときでもおおむね共通してみられます。 しかし、どの感染症にかかっても共通した症状が発生するのは、よくよく考えれば奇妙にも思えてきます。 米国のロックフェラー大学(Rockefeller University)で行われた研究によれば、感染症にかかったときに共通してみられるさまざまな「具合の悪さ」をうみだしている脳回路を発見した、とのこと。 つまりさまざまな病気で共通する「具合が悪い」という状態を引き起こしているのは病原体の破壊活動ではなく、特定の脳回路からの命令だったのです。 また研究では「具合が悪い」状態を引き起こす脳回路を遮断する方法も発見されており、将来的には、あらゆる共通症状を取り去る汎用的な「抗病気薬」が開発できる可能性があるとのこと。 しかし、なぜ私たちの脳はあえて「具合の悪さ」をうみだしていたのでしょ

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  • 2033年にはテスラのマイクロチップが人間の脳の処理能力を超えるかも - ナゾロジー

    マイクロチップの進化は止まりません。 自動車リース会社「Vanarama」の調査によると、最新のマイクロチップは既に人間の脳の36%の能力を備えているようです。 この最新マイクロチップとは、アメリカの電動輸送機器会社「テスラ」が開発した「D1チップ」であり、自動運転技術のために活用されます。 Vanarama社は、これまでのマイクロチップの成長速度を踏まえ、あと10年ほどで「人間の知能を超えるかもしれない」と述べました。 Teslas Will Be More Intelligent Than Humans By 2033, Study Reveals https://www.vanarama.com/blog/cars/tesla-vs-the-human-brain Teslas will be ‘more intelligent’ than HUMANS by 2033 as the

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  • 人体の神経と直接接続できる新型「人工ニューロン」を開発! - ナゾロジー

    人間と機械のよりスムーズな接続に利用できそうです。 中国の南京医科大学で行われた研究によれば、物のニューロンが行っている神経伝達物質の送受信を再現する、新たな人工ニューロンを開発することに成功した、とのこと。 新たに開発された人工ニューロンは単に電気信号を中継するだけでなく、物のニューロンと同じように神経伝達物質での情報伝達が可能であり、生きている脳細胞や運動神経と相互作用することも可能でした。 人工ニューロン技術が進歩すれば、体が麻痺した人々の神経を繋いだり、パワードスーツなど人工装具の駆動部品に信号を送るなど幅広い活用が見込めます。 しかし神経伝達物質のような「生もの」を人工ニューロンはどのように制御しているのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年8月8日に『Nature Electronics』にて掲載されています。

    人体の神経と直接接続できる新型「人工ニューロン」を開発! - ナゾロジー
  • 「学習」とそれが身につく「記憶」は別の脳回路が担当していると判明! - ナゾロジー

    「学習」してできるシナプスを保持しただけでは「記憶」にはなりませんでした。 日の生理学研究所(NIPS)および玉川大学で行われた研究によれば、学習を担当する脳回路と記憶を担当する脳回路が別物であることが判明した、とのこと。 これまで私たちは学習によって形成されるシナプスをいかにして維持・成熟させるかが記憶の保持に重用だと考えてきました。 しかしマウスを用いた新たな研究では、学習と記憶が異なる脳のメカニズムで行われていることが示されました。 研究結果が正しければ、学習と記憶の概念に大きな変化が起こるでしょう。 それにしても、いったいどうして私たちの脳は、学習に使う脳回路をそのまま記憶に使う脳回路に流用していないのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年7月27日に『Science Advances』にて公開されています。

    「学習」とそれが身につく「記憶」は別の脳回路が担当していると判明! - ナゾロジー
  • 脳卒中による血腫を取り除く磁気制御のマイクロデバイス - ナゾロジー

    脳卒中とは、脳の血管が破れたり詰まったりする疾患です。 特に脳の血管が破れて出血すると、1カ所に血液がたまって凝固した「血腫(けっしゅ)」がつくられ、周囲の脳を圧迫したり、脳細胞を破壊したりします。 また体内に埋め込まれた治療用のチューブが、血腫で詰まることもあるのだとか。 そこで、アメリカ・パデュー大学(Purdue University)のウェルダン生体工学部に所属するヒョウォン・リー氏ら研究チームは、蓄積した血腫を除去する「磁気制御マイクロデバイス」を開発しました。 これによりチューブ内の詰まりが改善され、患者の生存率が大きく向上します。 研究の詳細は、2022年1月26日付の科学誌『Nature Communications』に掲載されました。

    脳卒中による血腫を取り除く磁気制御のマイクロデバイス - ナゾロジー
  • 鉄の棒が脳を貫通して人が変わった男性、その原因となった「脳領域」を特定か - ナゾロジー

    皆さんは過去に、お葬式や人に怒られている最中など、笑ってはいけない場面で笑いがこみ上げてきた経験はないでしょうか? お笑いのコントでよく見かけるシチュエーションですが、実際私たちは、その様な場合きちんと我慢します。 これはシリアスな場面で笑うのは社会的におかしいということを私たちが理解しており、「自分の感情について考え、判断を下す」能力を持っているためです。 米ノースイースタン大学(Northeastern University)は、この場にそぐわない不適切な態度を制御しているとみられる脳領域を特定したと発表しています。 では、その脳領域が損傷するとどうなるのでしょうか? 研究チームは、その唯一の症例かもしれないある人物の数奇な生涯に触れています。 研究の詳細は、2022年3月26日付で学術誌『Social Cognitive and Affective Neuroscience』に掲載さ

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  • ソーシャルメディアを1週間休止すると不安や抑うつ症状を軽減できる - ナゾロジー

    現在、Facebook、Instagramなどのソーシャルメディアに疲れている人が増えています。 そのため「SNS断ち」や「ソーシャルメディアを1年間やめてみた」という話題が盛んに上るようになってきました。 とはいえほとんどの人は、そこまで極端な行動をとれません。 心身共に健康でいたいものの、ソーシャルメディアを完全に手放すことは多くの人にとって難しい行為です。 しかし、SNS断ちはほんの短期間だけでも十分効果を発揮する可能性が出てきました。 イギリス・バース大学(University of Bath)健康学部に所属するジャエフリー・ランバート氏ら研究チームが、ソーシャルメディアの利用を1週間だけでも休止すると、不安や抑うつ症状を大幅に軽減できると報告したのです。 研究の詳細は、2022年5月10日付の学術誌『Behavior, and Social Networking』に掲載されました

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  • 「意識」が量子効果で生じることを示す実験結果が発表される - ナゾロジー

    意識は量子効果で形成されているのかもしれません。 カナダのアルバータ大学(University of Alberta)とアメリカのプリストン大学(Princeton University)で行われた研究によれば、ヒトの意識は量子的な効果で発生しているという量子意識仮説を支持する発見あった、とのこと。 量子意識仮説はブラックホールの存在を示した業績で2020年にノーベル物理学賞を受賞したロジャーペンローズ博士らによって提唱されており、脳科学と量子論を融合した野心的な理論となっています。 かつてはブラックホールの存在と同じく「荒唐無稽」であるとみなされていましたが、新たな研究では量子意識仮説を裏付けるような実験的な結果が得られました。 ヒトの意識は当に量子効果で形成されているのでしょうか? 研究内容の詳細は2022年4月18日に開催された『Science of Conciousness』会議

    「意識」が量子効果で生じることを示す実験結果が発表される - ナゾロジー
  • 脳を操作する薬でマウスの社会的な「序列」を変更することに成功! - ナゾロジー

    相手からマウントを取るための脳細胞があるようです。 米国ハーバード大学(Harvard University)で行われた研究によれば、社会的な序列の決定にかかわる脳細胞をマウスで発見した、とのこと。 この脳細胞の活性を薬を使って強制的に変更したところ、マウスの攻撃性や意欲に影響を与えずに、競争力のみを増減させることができました。 どうやら社会的序列という概念は、単純な攻撃性や意欲とは別の、独立したシステムによって構築されているようです。 研究内容の詳細は2022年3月16日に『Nature』に掲載されました。

    脳を操作する薬でマウスの社会的な「序列」を変更することに成功! - ナゾロジー
  • マウスの脳に光ファイバーを刺し込んで友達を変更することに成功! - ナゾロジー

    社会性を制御する方法が判明しました。 米国デューク大学(Duke University)で行われた研究によれば、マウスの脳の8カ所の電気活動を測定することにより、社会性の源となる脳回路と制御コードを発見した、とのこと。 また発見された脳回路を光で強制的に活性化することで、マウスの社会性を変更し、他のマウスに対する友好度を制御することにも成功しました。 同様の回路は人間にもある可能性が高く、上手く制御すれば、嫌いな相手を好きにさせるなど、コミュニケーションの円滑化が実現するでしょう。 研究内容の詳細は2022年3月15日に『Neuron』にて掲載されています。

    マウスの脳に光ファイバーを刺し込んで友達を変更することに成功! - ナゾロジー