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ブックマーク / agora-web.jp (9)

  • なぜ産業構造の転換が進まないのか--池尾和人

    ご存じの方も多いと思うが、産業構造の長期的な推移に関しては、「ペティ・クラークの法則」と呼ばれる経験則が存在する。すなわち、経済発展ともに、第1次産業(農業)、第2産業(製造業)、第3次産業(サービス業)へと順次、産業構造の重心が移っていくという法則である。この経験則は、人間の欲望のあり方に根拠をもったものであると考えられるので、妥当する蓋然性は著しく高いと判断される。 要するに、最初は「腹一杯飯をいたい」という欲望が満たされれる必要がある。しかし、そうした欲望が満たされるようになった後は、胃袋のサイズには限界があるので、人間は「腹二杯飯をいたい」とは思わない。次に欲しくなるのは、工業製品の類である。そうした需要構造の変化にうまく適応して経済発展を遂げていくためには、工業化を実現していかなければならない。もちろん、農業国であり続けて、農産物を輸出して、工業品を輸入するという発展パターン

    なぜ産業構造の転換が進まないのか--池尾和人
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/12/06
    医療・介護・健康・教育の分野って国の補助金無しではやっていけないわけで、ここが価格上昇するとなるとそりゃもう大変なことに。
  • 2chは便所の落書き -西 和彦

    2チャンネルと私 最近は何も書かれていない。上場IT企業の社長から、一介の大学教員になった私には2ch的に羨ましいところや、たたくべきモノはないようだ。なんだか寂しい・・・。 2chの関係者には、そのひとが意識しているいないに拘わらず、社会的な立場のある人物やそれに準ずる人物や商品を煽り、落としめることがその役目だと考えているようである。 私の2chのスレッドを最初に立ち上げた人物は、アスキーの元社員であった。その彼はかつて私にわざわざ謝りに来て、「西さんをからかったら、おもしろいだろうと思って書き込みを始めました・・・こんな大事になるとは予想もしなかった」といって謝った。 2chの彼らは私の怒った反応を「祭り」という言葉で捉えた。いわゆる「祭りだ!わっしょい、わっしょい」である。とにかく喧嘩があればアクセスが集中するのでよろしいと言うわけである。これは、インターネットが有線電話によるダイ

    2chは便所の落書き -西 和彦
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/10/20
    懐かしいですね。
  • 科学技術は役立たず、環境を壊すという教育 - 岡田克敏

    毎日新聞6月27日の「発信箱」に興味深い話がありました。筆者は科学環境部の記者です。初めの部分を紹介します。 『高校に出前授業に出かけた研究者がため息まじりに話してくれた。 「科学技術が役に立っていると思う人?」と生徒に聞いたら、しばらくして半分ぐらい手が挙がった。「科学技術が環境を壊していると思う人?」と聞いたら、間髪入れず全員の手が挙がったという。「若者は科学技術より環境を大切に思っているんですね」 事実、公害は科学技術を支える企業活動が生んだ。しかし科学技術は環境問題の解決にも貢献するはずだ。それをすんなり受け入れられないのは、大人たちの言動にどこかウソっぽさを感じ取っているのではないか。 高校生でない私でも納得いかないことは多い。省エネを叫びながら、消費電力の多い大型テレビほどエコポイントがつくのはなぜか。ためたポイントでガソリンが買えるのは変だ。化石燃料使用を減らせと言いつつ、高

    科学技術は役立たず、環境を壊すという教育 - 岡田克敏
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/07/07
    科学への不信というのは文芸的にも持て囃されるトピックだからなあ。
  • 「ソフ倫」の自主規制問題についての再論 - 松本徹三

    私が田部さんの意見に反対する意見を寄稿したのは、第一には、「アゴラの執筆者の中には田部さんの意見に反対の考えの人間もいる」ということを、念の為はっきりさせておきたかったことです。(「類は友を呼ぶ」という言葉もあるので、「アゴラの執筆者は大体同じ考えの人達に違いない」と考えている方も多いと思ったので・・・。)そして、第二には、「既存メディアの過大な力を牽制する為にも、将来の世論構成のベースとしてインターネットを盛りたてていこう」と考えている人達に対し、「種々の自主規制によって、インターネットの陰の部分に対する批判や敵意を和らげて行く必要があること」を、あらためて訴えたかったことによります。 従って、私が申し述べた事は、ごく常識的な意見で、面白くも可笑しくもないものだったにも関わらず、これに関連して非常に多くの書き込みがあり、また、そのうちの多くが、「自主規制への懸念」をあらためて表明するもの

    「ソフ倫」の自主規制問題についての再論 - 松本徹三
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/06/09
    要するに勝手な思い込みで現実を知らずに規制に賛成したという訳ですね。
  • 私はずれているでしょうか-田部大輔

    私の書いた拙い文章に、早速反応をいただき光栄の至りです。私も松さんの文を読ませていただき、それに思うところがありますので記したいと思います。 松さんの反対意見の中で、最も大きなポイントとなるのが、 1. 殺人も、強姦も陵辱も、行為としては許されず、全て犯罪となる。 2. 人間は、幻想や妄想の世界では、何を考えても自由で、何人もそれには介入できない。 3. しかし、そのような考えを表現することに関しては、「許されること」と「許されないこと」があり、その社会的影響が、「何が許され、何が許されないか」の判断基準となる。 この3項目でしょう。特に3.について私なりの考えを述べます。 松さんがおっしゃる『表現することに関しては、「許されること」と「許されないこと」があり』ということに関しては、私も同意するところです。少なくとも特定の個人を侮辱したり、「死ねばいいのに」などという類の発言をしたり

    私はずれているでしょうか-田部大輔
  • 私は田部大輔さんの意見に反対です。 - 松本徹三

    アゴラに新しい書き手が現れて、どんどん自分の意見を表明してくれる事は大歓迎で、同じアゴラの執筆者として嬉しい限りですが、今回の田部さんのご意見には、私は全面的に反対なので、そのことを、その理由と共に、ここではっきりと述べさせて頂きたいと思います。 私は「ソフ倫」の今回の決定には賛成であり、国家が介入する前に業界が自発的に自主規制を行おうとしていることは、「異常」どころか、極めて健全で、且つ重要なことだと思っています。 田部さんは「性暴力的なゲームソフトの制作を禁止する事」は「表現の自由」に対する「弾圧行為」であると言われていますが、そもそも、通常の法治国家において、「無制限な表現の自由」などは存在するべくも無く、現実に存在もしていません。法治国家においては、当然、色々な事が禁止され、規制されていますが、それを押しなべて「弾圧」と呼ぶのは、正しい言葉遣いではありません。 何が禁止され、規制さ

    私は田部大輔さんの意見に反対です。 - 松本徹三
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/06/07
    青少年の健全な育成ってやつが一番の害悪に思えてきた。
  • 表現の自由を脅かす者、そして放棄する者-田部大輔

    昨今、経済危機といわれる中、私個人として無視することができない問題について発言したいと考え、このアゴラで筆を執らせていただいた次第である。その話題というのが、「性暴力系ゲームソフトの制作が禁止へ–審査機構が決定」である。おそらく多くの人にとってはとるに足らない話題であるのであろうが、私は、今回の一件は日が持つ(無意識かもしれないが大事にしてきた)自由の危機ではないかと考えている。 コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)がこのような決定をした背景には、記事にもあるように、海外の人権団体とやらが騒いでいることが直接の理由なのだろうが(誰の人権を守るつもりなのかは知らないが)、「アニメ・漫画ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同」をはじめとするある種のメディアや文化を追放しようとするキャンペーンや運動も遠因としてあげてよいだろう。 いわゆるエロゲをはじ

    表現の自由を脅かす者、そして放棄する者-田部大輔
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/06/06
    良い記事。
  • 意味不明な「世襲制限」 - 池田信夫

    争点らしい争点のない今度の総選挙で、数少ない争点になりそうなのが「世襲制限」です。民主党がマニフェストに入れることを決めたのを受けて、自民党も同じような方針を議論しています。しかし有権者からみると、この議論はよくわからない。 まず両党とも議論しているのは、候補者を公認する基準の話で、世襲を禁じる公職選挙法の改正ではありません(そんな職業選択の自由を奪う法律は不可能)。だとすれば、これは彼らの党内問題で、選挙でアピールすることではないでしょう。企業が「わが社は社長の世襲を禁じます」といっても意味がない。問題は商品の質であり、政党の商品は政策です。世襲であろうとなかろうと、最終的には有権者が選べばよいのです。 第二に、世襲は結果であって原因ではないということです。日では政治家への参入障壁が非常に高いので、普通のサラリーマンが立候補することは不可能に近く、世襲で出る人しかいないのです。かりに当

    意味不明な「世襲制限」 - 池田信夫
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/05/27
    有権者の劣等感を刺激して、敵を作り、それを叩くことで支持を得ようとする。その一環が世襲批判。
  • オーストラリアにおける「不都合な真実」の悲惨な結末 - 矢澤豊

    今年の2月7日前後に、オーストラリアのヴィクトリア州で大規模な山火事(ブッシュファイア)が同時発生し、200人近くが死亡、約500人が重軽傷を負い、約2,000世帯が住まいを失うという大惨事がありました。 私が当地香港で所属するラグビー・クラブには多くのオーストラリア人がいるので、あの時期は、「(家族や友人は)大丈夫だったか?」というのが挨拶代わりになっていました 。 幸い私の周りには、身内や知り合いに直接被害を受けた人はいませんでしたが、知り合いのオーストラリア人弁護士が吐きすてるように言った次の言葉が印象に残りました。 「バカなグリーニーたち(Greenies=環境保護主義者)の責任だよ。」 どういうことか聞いてみると、つまり次のようなことだったのです。 主に中国経済に牽引され好景気が続いたオーストラリアでは、ちょっとした不動産ブームがすすみ、ここ数年間に郊外エリアの外環部での宅地造成

    オーストラリアにおける「不都合な真実」の悲惨な結末 - 矢澤豊
    y-yoshihide
    y-yoshihide 2009/05/26
    エコの目的は人間に住みやすい環境を維持すること。自然に優しくすることじゃない。そもそも自然は人間に優しくない訳で、いつの時代も人間は自然と闘ってきたんだから。
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