自由度調整済決定係数:0.9096 データはこちら(Google Spredsheet) 上記表の各係数を見ると、 日本の通貨量がアメリカの通貨量と比べて少なくなる時、円高になる 日本の通貨量がアメリカの通貨量と比べて多くなる時、円安になる 日本の生産量がアメリカの生産量と比べて多くなるとき、円高になる 日本の金利が上昇するとき、円安になる(※) ということがわかります。これは白川[1979]の結果と同じであり、「日本の通貨量がアメリカの通貨量と比べて少なくなる時(つまり日銀がFRBよりも金融政策を引き締めた場合)、円高になる」というのは現況を表していると言えるでしょう。 (※「日本の金利が上昇するとき、円安になる」というのは、"何らかの理由(たとえば予想インフレ率の上昇)により名目金利が上昇したとすると、国内通貨への需要が減少し通貨の超過供給が発生して国内通貨は上昇するが、フロート制下で