フィリピンの日系児10人、日本国籍申請 法改正受け2008年12月10日20時16分印刷ソーシャルブックマーク 【マニラ=松井健】結婚していない日本人の父親とフィリピン人の母親との間に生まれ、日本国籍を持たないままフィリピンに住んでいる子ども10人が10日、在フィリピン日本大使館に日本国籍の取得を申請した。両親の結婚を国籍取得の要件から外した改正国籍法が5日に成立したのを受けた。10人は父親の認知を受けており、近く国籍を取得できる可能性が高い。 支援しているNGO「マリガヤハウス」によると、今回申請したのは2〜19歳の男子。今後、さらに20人程度が申請する予定だという。 ヒロシ・ギドー君(13)は2年前に亡くなった父とは会ったことがなく、「日本に行ったら父の墓を訪ねたい」と話す。母のジョルジーナさんは「日本国籍を取れば、ヒロシの将来のチャンスが広がる」と期待する。ヒロシ・ラモス・アキノ君(