新幹線など列車の運行停止、株式売買システムのストップ、ATM(現金自動預け払い機)の停止、国家試験の採点ミス――。これらは、2008年に発生したシステムダウンのほんの一例だ。 2009年もどこかで大規模かつ深刻なシステムダウンが発生する可能性は否めない。アプリケーションのバグの表面化、ハードの故障、パラメータの設定ミスの発覚など、様々な原因が考えられる。しかも、何の前触れもなく不測の事態が起こるのが、システムダウンのやっかいなところだ。 システムダウンの被害を最小限に抑えるには、原因をできるだけ素早く突き止め、1秒でも早く応急処置を施すことが必要である。どんなトラブルが起こりやすいのかをあらかじめ推測できれば、影響の拡大をある程度は抑えられる。 そこで、本特集では5日連続で、2009年はどんなシステムダウンに特に注意すべきなのかを展望する。世界的な金融危機によるITコストの削減、あるいは法
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