一般国道国道46号は秋田市と盛岡市を結ぶ、本州で最も北にある列島横断2桁国道である。 昭和38年に、それまでの2級国道105号から、一級国道46号に昇格し、この路線番号を得た。 46号といえばなんといっても県境の仙岩峠が第一であり、その存在が大きすぎるためか、全線約100kmの道中にあるその他の旧道にはあまり触れてこなかった。 今回は、秋田県大仙市協和境(さかい、旧協和町境)と仙北市角館(旧角館町)の間に残る旧国道を紹介しよう。 ここは意外に謎の多い旧区間である。 読者の皆様は、机上にて廃道を探すとき、どうしておられるだろう? 新旧の地図を見比べるというのは、やはり常套手段だと思う。 今回の旧道もまた、そのような地道な作業の中で発見されたものである。 発見する以前から現道の方は繰り返し通っていたのだが、地図で確認するまで旧道の存在を知らなかった。 いかにも旧道がありそうな場所というのはある