『新・資本論』(堀江貴文著・宝島新書)より。 【堀江貴文:僕、最近、もうひとつ大きな視点で見ていて、ゆとり教育っていうものの弊害が本当に出始めてるっていうのがあるんです。知り合いの新卒を採用してる会社では結構な問題になっているんですけど、今年から大学の新卒はゆとり教育世代が10年間続く、と。 で、実際に採用活動をやってみると、一人も採れてない。なんで採れないかって質問したんですよ。そうしたら、最終面接みたいなところで、「あなたは30年後、どういう夢を抱いてますか?」みたいなことを訊ねると、「笑顔」って答えてくるらしいんですよ。 インタビュアー:本気で笑顔って言ってるんですかね? 答えに窮してとかじゃなくて? 堀江:だから、「笑顔って何?」って聞くと、「いや、なんか、家族とか周りの人たちがみんな笑顔でいられるようになりたい」って言う。 インタビュアー:ああ、本気なんですね。ただ、まあ、いま風