虚空に響く宣撫士官の台詞 意気揚々と帝国領に進攻した同盟軍。 案に反し、帝国領内の占拠は順調に進みます。 そこで宣撫士官は、帝国の圧政からの解放を住民に説きますが、返ってくるのは「食料が欲しい」との言葉。 まあ、どの本に出ていたかは忘れましたが、「人はパンのみにて生くものにあらず、されどまたパンなくして人は生くものにあらず」という言葉を思い出しました。 前半は聖書の有名な一文ですが、人の本性の一面を的確に表現した言葉だと思います。 スケールの大きな焦土作戦 帝国深くに進攻するに従い、ヤンは帝国軍、ローエングラム伯ラインハルトの意図を理解します。 焦土作戦。 現実の歴史上ではナポレオンのロシア戦役が有名ですが、征服戦争(同盟側にしてみれば解放戦争)を迎え撃つ側にしてみれば、一番効果的な作戦だと思います。 もっとも、大局観のあるラインハルトだからこそ実行できた作戦だとも言えますが。 歴戦の勇将