JR北海道は10日、運賃と料金の上限の変更について、国土交通省に認可申請した。 今回の運賃・料金の上限変更は、輸送サービスの向上と、利用者が少ない路線の維持を目的に実施する。JR北海道では1996年以来、消費税率の引き上げ以外の要因による運賃改定を実施していなかったが、昨今の厳しい情勢の中、将来の経営自立に向け、同社の最大限の経営努力を前提としつつ、申請に踏み切った。 料金の引き上げは、主に普通・定期旅客運賃を対象とする。普通運賃では、100キロ以内では「対キロ区間制運賃」を導入。101キロ以上200キロ以内では、賃率を1.1倍程度引き上げる。201キロ以上の区間は、賃率を据え置く。普通運賃全体では、平均で13.6%、消費税率引き上げ分を含めると15.7%の引き上げとなる。また、定期旅客運賃についても、割引率は据え置くものの、普通運賃の引き上げに応じて改定する。 また、千歳線の南千歳~新千