神聖ローマ帝国-「弱体なる大国」の実像 (中公新書 2801) 作者:山本 文彦中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像 (中公新書) 作者:山本文彦中央公論新社Amazon オットー1世の皇帝戴冠(九六二年)を起源とする神聖ローマ帝国は、ドイツを中心に周辺へと領域を広げた。皇帝位は一四三八年以降、ハプスブルク家がほぼ独占。十六世紀に最盛期を迎える。宗教改革、三十年戦争といった混乱を経て帝国は衰退し、一八〇六年に消滅した。弱体に見える国家が八五〇年も存続したのはなぜか。叙任権闘争など、皇帝と教皇の関係はいかなる推移をたどったのか。捉えにくい「大国」の実像に迫る。 『神聖ローマ帝国』を世界史で習った記憶がある人は多いはずです。 「神聖」とか自分で言ってりゃ世話ないよ、とか僕は学生時代に思っていました。 神聖ローマ帝国は、ローマ教皇によってオ