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ブックマーク / fujipon.hatenadiary.com (655)

  • 【読書感想】神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    神聖ローマ帝国-「弱体なる大国」の実像 (中公新書 2801) 作者:山 文彦中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像 (中公新書) 作者:山文彦中央公論新社Amazon オットー1世の皇帝戴冠(九六二年)を起源とする神聖ローマ帝国は、ドイツを中心に周辺へと領域を広げた。皇帝位は一四三八年以降、ハプスブルク家がほぼ独占。十六世紀に最盛期を迎える。宗教改革、三十年戦争といった混乱を経て帝国は衰退し、一八〇六年に消滅した。弱体に見える国家が八五〇年も存続したのはなぜか。叙任権闘争など、皇帝と教皇の関係はいかなる推移をたどったのか。捉えにくい「大国」の実像に迫る。 『神聖ローマ帝国』を世界史で習った記憶がある人は多いはずです。 「神聖」とか自分で言ってりゃ世話ないよ、とか僕は学生時代に思っていました。 神聖ローマ帝国は、ローマ教皇によってオ

    【読書感想】神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/07/21
  • 【読書感想】なぜBBCだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    なぜBBCだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで (光文社新書 1316) 作者:小林 恭子光文社Amazon Kindle版もあります。 なぜBBCだけが伝えられるのか~民意、戦争、王室からジャニーズまで~ (光文社新書) 作者:小林 恭子光文社Amazon 2022年に開局100周年を迎えた「BBC」こと英国放送協会。20世紀初頭にラジオ放送局として設立されると、間もなく世界に先駆けてテレビ放送を開始。長きにわたって市民生活の基盤を成してきた。報道はもちろん、娯楽・教養番組の質の高さで確固たる地位を築き上げたBBCの歴史はしかし、波乱に満ちたものでもある。二度の大戦による「危機」、時の政権からの「圧力」、そして王室との「確執」まで。その100年を紐解くことは、公共放送、延いてはメディアの歴史そのものを一望することに他ならない。技術と情報の尖端で時代を拓いてきたBBCの

    【読書感想】なぜBBCだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/07/17
  • 【読書感想】組織不正はいつも正しい ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    組織不正はいつも正しい ソーシャル・アバランチを防ぐには (光文社新書 1311) 作者:中原 翔光文社Amazon Kindle版もあります。 組織不正はいつも正しい~ソーシャル・アバランチを防ぐには~ (光文社新書) 作者:中原 翔光文社Amazon 組織不正は、いつでも、どこでも、どの組織でも、誰にでも起こりうる。なぜなら、組織不正とは、その組織においていつも「正しい」という判断において行われるものだからだ。組織不正を行わない方が得策と言えるにもかかわらず、組織不正に手を染めてしまう企業が少なくないのはなぜか。燃費不正、不正会計、品質不正、軍事転用不正の例を中心に、気鋭の経営学者が組織をめぐる「正しさ」に着目し、最新の研究成果を踏まえて考察。 企業や組織(団体)の不正って、報道などでそれを知る側からすると「なんでこんな酷いことが常態化していたんだ!」「そんなことをやっても、バレたら大

    【読書感想】組織不正はいつも正しい ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/07/09
  • 【読書感想】リーマントラベラー 週末だけで世界一周 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    リーマントラベラー 週末だけで世界一周 (河出文庫) 作者:東松 寛文河出書房新社Amazon Kindle版もあります。 リーマントラベラー 週末だけで世界一周 (河出文庫) 作者:東松寛文河出書房新社Amazon 普通のサラリーマンでも、いますぐ人生は変えられる! 週末だけで世界一周を達成した「旅するサラリーマン」が綴った働き方、生き方の選択肢を広げてくれるエッセイ、新章を加えて文庫化。 働きながら、どこへでも行ける! キューバの街中で見つけた一番の絶景、お洒落なジェントルマンを探しにコンゴ共和国へ、サウジアラビアでSNSが大炎上!? 社会人3年目にひょんなことから旅に目覚め、週末と貯金を使い、3か月で5大陸18か国への世界一周を達成した「旅するサラリーマン」が旅を通じて自分らしい生き方、働き方を見つけていく“奇跡”の物語。 僕自身は基的にインドア派で、誰かに連れて行かれなければ、ず

    【読書感想】リーマントラベラー 週末だけで世界一周 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/07/09
  • 【読書感想】知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか? (角川新書) 作者:池上 彰KADOKAWAAmazon Kindle版もあります。 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか? (角川新書) 作者:池上 彰KADOKAWAAmazon 世界が脅える“トランプ再選”。アメリカの分断が世界に飛び火 ウクライナ戦争、ガザ戦争――混沌と化す2つの戦争。歩み寄れない世界は力による支配での衝突が続く。2024年秋の米大統領選挙はバイデントランプの再対決となる。“もしトラ”に世界が脅え備える中、新たなリーダーはこの混乱を打開することができるのか? リーダーの決断の行方と世界への影響を考える。世界、そして日が抱える大問題を、歴史的な背景を交えながらわかりやすく解説していく池上彰の人気新書「知ら恥」シリーズ最新第15弾。大転換の時代に必読のニュ

    【読書感想】知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争の世紀」 となるのか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/07/09
  • 【読書感想】小説編集者の仕事とはなにか? ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    小説編集者の仕事とはなにか? (星海社新書 294) 作者:唐木 厚講談社Amazon Kindle版もあります。 小説編集者の仕事とはなにか? (星海社 e-SHINSHO) 作者:唐木厚講談社Amazon 編集者の仕事を、徹底的に語り尽くす! 講談社ノベルスだけでも180冊以上を担当し、メフィスト賞の創設にも携わった編集者・唐木厚。京極夏彦氏や森博嗣氏のデビューを世に問うた筆者が、いかにづくりに打ち込んできたのか。編集者の仕事質に迫ります。数多くの作家とタッグを組んできた豊富な経験と鍛え上げられた奥深い知見から、編集者に必要な能力をいかに養えば良いのか丁寧にまとめました。それだけではなく、右肩下がりと言われている小説の現状の分析と、未来への熱い展望についても独自の視点で語ります。ミステリについてのQ&Aも掲載、ミステリ好きも必見です。「小説編集者の仕事とはなにか?」筆者と一緒に楽

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    yaneshin 2024/07/01
  • 【読書感想】メディアはなぜ左傾化するのか:産経記者受難記 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    メディアはなぜ左傾化するのか:産経記者受難記 (新潮新書 1044) 作者:三枝 玄太郎新潮社Amazon Kindle版もあります。 メディアはなぜ左傾化するのか―産経記者受難記―(新潮新書) 作者:三枝玄太郎新潮社Amazon 事件記者になりたい一心で産経新聞に入社した著者は、現場での同業者たちに違和感を抱くようになる。なぜ彼らは特定の勢力や団体に甘いのか。左派メディアは、事実よりもイデオロギーを優先していないか。ある時は警察と大喧嘩をし、ある時は誤報に冷や汗をかき、ある時は記者クラブで顰蹙を買い、そしてある時は「産経は右翼」という偏見と闘い……現場を這いずり回った一人の記者の可笑しくも生々しい受難の記録。 僕は1970年代はじめの生まれですから、子どもの頃は「天皇の戦争責任」とか「核戦争で人類滅亡の恐怖」とか「共産主義が理想の社会をもたらすという思想」が、人々によって真剣に語られてい

    【読書感想】メディアはなぜ左傾化するのか:産経記者受難記 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/06/17
  • 【読書感想】ネットはなぜいつも揉めているのか ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ネットはなぜいつも揉めているのか (ちくまプリマー新書 458) 作者:津田 正太郎筑摩書房Amazon Kindle版もあります。 ネットはなぜいつも揉めているのか (ちくまプリマー新書) 作者:津田正太郎筑摩書房Amazon そして誰も何も言えなくなった―― キャンセルカルチャー、テキストコミュニケーションの困難、 入り乱れ矛盾する「公共性」、陰謀論とフェイクニュース、 シニカルな勘繰り、分断と無関心…終わりのない論戦。 「炎上」を経験したメディア社会論者が分析。 日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、 ネットユーザーは毎日のように言い争っている。 他人が許せないのは、対話が難しいのはなぜか。 物事の見え方に違いが生まれるのはなぜなのか。 背景にある社会やメディアのあり方を考える。 ・ネット上のコミュニケーションがうまくいかない社会的背景、構造的問題を丁寧に解説 ・SNS上で議論

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    yaneshin 2024/06/16
  • 【読書感想】カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    カレー移民の謎 日を制覇する「インネパ」 (集英社新書) 作者:室橋 裕和集英社Amazon Kindle版もあります。 カレー移民の謎 日を制覇する「インネパ」 (集英社新書) 作者:室橋裕和集英社Amazon 【どこにでもある「インドカレー店」からみる移民社会】 いまや日のいたるところで見かけるようになった、格安インドカレー店。 そのほとんどがネパール人経営なのはなぜか? どの店もバターチキンカレー、ナン、タンドリーチキンといったメニューがコピペのように並ぶのはどうしてか? 「インネパ」とも呼ばれるこれらの店は、どんな経緯で日全国に増殖していったのか……その謎を追ううちに見えてきたのは、日の外国人行政の盲点を突く移民たちのしたたかさと、海外出稼ぎが主要産業になっている国ならではの悲哀だった。 おいしさのなかの真実に迫るノンフィクション。 僕が住んでいる人口10万人にも満たない

    【読書感想】カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/06/16
  • 【読書感想】体験格差 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    体験格差 (講談社現代新書 2741) 作者:今井 悠介講談社Amazon KIndle版もあります。 体験格差 (講談社現代新書) 作者:今井悠介講談社Amazon 習い事や家族旅行は贅沢? 子どもたちから何が奪われているのか? この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」の実態とは? 日初の全国調査が明かす「体験ゼロ」の衝撃! 【書のおもな内容】 ●低所得家庭の子どもの約3人に1人が「体験ゼロ」 ●小4までは「学習」より「体験」 ●体験は贅沢品か? 必需品か? ●「サッカーがしたい」「うちは無理だよね」 ●なぜ体験をあきらめなければいけないのか ●人気の水泳と音楽で生じる格差 ●近所のお祭りにすら格差がある ●障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁 ●子どもは親の苦しみを想像する ●体験は想像力と選択肢の幅を広げる ああ、いわゆる「文化」の格差、みたいな話だよね、と思いながら読み始

    【読書感想】体験格差 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/05/21
  • 【読書感想】魔女狩りのヨーロッパ史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    魔女狩りのヨーロッパ史 (岩波新書 新赤版 2011) 作者:池上 俊一岩波書店Amazon Kindle版もあります。 魔女狩りのヨーロッパ史 (岩波新書) 作者:池上 俊一岩波書店Amazon 一五~一八世紀、ヨーロッパ文明がまばゆい光を放ち始めたまさにそのとき、「魔女狩り」という底知れぬ闇が口を開いたのはなぜか。その起源・広がり・終焉、迫害の実態、魔女イメージを創り上げた人たち、女性への差別――進展著しい研究をふまえ、ヨーロッパの歴史を映し出す「鏡」としての魔女と魔女狩りを総合的に描く。 僕が生きてきた、1970年代から現在(2024年)までの日では、「魔女」という存在に、そんなにネガティブなイメージはないのです。「男を狂わせる魔性の女」とかアニメの「魔法少女」とか、テレビゲームライトノベルの世界でも「魔女(魔法使い)もの」は定番ですし。 もちろん、中世のヨーロッパでは、現代から

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    yaneshin 2024/05/15
  • 【読書感想】「笑っていいとも!」とその時代 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    「笑っていいとも!」とその時代 (集英社新書) 作者:太田 省一集英社Amazon Kindle版もあります。 「笑っていいとも!」とその時代 (集英社新書) 作者:太田省一集英社Amazon人にとって「いいとも!」とは何だったのか? 国民的人気番組で司会者タモリが媒介したテレビと戦後民主主義の歴史的邂逅―― 1982年から2014年まで約32年間にわたり放送された国民的人気テレビ番組『笑っていいとも!』。 戦後の闇市から発展した新宿でスタジオアルタを拠点とし、タモリが司会を務めた、いまだ語り継がれるテレビ番組である。 司会者タモリおよび『いいとも!』を考察することは、テレビのみならず戦後日社会を考察することにもつながる。 それは、現在のネット社会におけるテレビの可能性をも浮き彫りにさせることになるだろう。 衝撃のグランドフィナーレから10年を迎える今、改めて『いいとも!』とは何だ

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    yaneshin 2024/05/11
  • 【読書感想】流出する日本人―海外移住の光と影 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    流出する日人―海外移住の光と影 (中公新書 2794) 作者:大石 奈々中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 流出する日人―海外移住の光と影 (中公新書) 作者:大石奈々中央公論新社Amazon人の海外移住が注目を集めている。ワーキングホリデーの若者、子育て世代、富裕層技術者や研究者、リタイア世代。日をなぜ離れるのか。海外移住にはどんなリスクがあるのか。移住研究の第一人者が、日移住者へのインタビューやデータをもとに実態に迫る。自由な環境で実力を発揮する人々から、悪徳業者に騙される若者、帰国したくてもできない離婚者まで、海外で暮らす人々の明暗と日への影響。 僕がまだ子どもだった1970年代から80年代前半くらいは、「海外旅行」は人生の一大イベントで、「ハワイ旅行」がクイズ番組の豪華賞品になっていました。 1980年代後半から、バブル経済の影響もあって、「海

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    yaneshin 2024/05/08
  • 【読書感想】物語 江南の歴史-もうひとつの中国史 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    物語 江南の歴史-もうひとつの中国史 (中公新書 2780) 作者:岡 隆司中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 物語 江南の歴史 もうひとつの中国史 (中公新書) 作者:岡隆司中央公論新社Amazon中国」は古来、大陸に君臨した北方「中原」と経済文化を担った南方「江南」が分立、対峙してきた。湿潤温暖な長江流域で稲作が広がり、楚・呉・越の争覇から、蜀の開発、六朝の繁華、唐・宋の発展、明の興亡、革命の有為転変へと、江南は多彩な中国史を形成する。北から蔑まれた辺境は、いかにして東ユーラシア全域に冠絶した経済文化圏を築いたのか。中国五千年の歴史を江南の視座から描きなおす。 僕はNHKで『人形劇・三国志』を観て中国史にハマってしまい、中国歴史に関するもかなり読んできました。 専門家レベル、というわけにはいきませんし、『三国志』や項羽と劉邦の『楚漢戦争』、漫画『キングダム

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    yaneshin 2024/03/17
  • 【読書感想】経済評論家の父から息子への手紙: お金と人生と幸せについて ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    経済評論家の父から息子への手紙: お金人生と幸せについて 作者:山崎 元GakkenAmazon Kindle版もあります。 経済評論家の父から息子への手紙 お金人生と幸せについて 作者:山崎元GakkenAmazon 【山崎元 最後の書き下ろし】「余命3カ月なら、ぜひやっておきたいと思った3つのことのうちの一つが書の執筆でした。(中略)息子にも、読者にも、書が経済と付き合う上で、いつまでも役に立つ『明るい人生のマニュアル』であり続ける事を、著者は心から願っています」(あとがきより) ●実際に息子へ送った手紙「大人になった息子へ」からできた作品。手紙原文も全文収録。 大学に合格した息子へ手紙を送ったことをきっかけに、闘病の中で新たに書き下ろし、書籍化。株式市場との付き合い方、最初の仕事の選び方、リスクとサンクコストについて、自分の人材価値とは・・・。人生をサバイブする戦略が満載。

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    yaneshin 2024/03/09
  • 【読書感想】人類の終着点 戦争、AI、ヒューマニティの未来 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    人類の終着点 戦争AI、ヒューマニティの未来 (朝日新書) 作者:エマニュエル・トッド,マルクス・ガブリエル,フランシス・フクヤマ,メレディス・ウィテカー,スティーブ・ロー,安宅 和人,岩間 陽子,手塚 眞,中島 隆博朝日新聞出版Amazon Kindle版もあります。 人類の終着点 戦争AI、ヒューマニティの未来 (朝日新書) 作者:エマニュエル・トッド,マルクス・ガブリエル,フランシス・フクヤマ,メレディス・ウィテカー,スティーブ・ロー,安宅 和人,岩間 陽子,手塚 眞,中島 隆博朝日新聞出版Amazon ウクライナで、パレスチナで命が失われ、世界大戦はすぐそこにある。ビッグデータを餌に進化するAIは専制者と結びついて自由社会を脅かし、人間の価値や自律性すら侵しかねない。テクノロジーが進むほど破壊的で不確実になる未来──世界最高の知性が全方位から見通す。 エマニュエル・トッド、マ

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    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】ブッダという男 ──初期仏典を読みとく - 琥珀色の戯言

    ブッダという男 ――初期仏典を読みとく (ちくま新書 1763) 作者:清水 俊史筑摩書房Amazon ブッダという男 ――初期仏典を読みとく (ちくま新書) 作者:清水俊史筑摩書房Amazon ブッダは当に差別を否定し万人の平等を唱えた平和主義者だったのか? 近代の仏教研究は仏典から神話的装飾を取り除くことで、ブッダを平和主義者で、階級差別や男女差別を批判し、業や輪廻を否定した先駆的人物として描き出してきた。だがそれは近代的価値観を当てはめ、来の内容を曲解したものにすぎない。では、ブッダの真の偉大さは一体どこにあるのか。これまでのブッダ理解を批判的に検証し、初期仏典を丹念に読みとくことでその先駆性を導き出す革新的ブッダ論。 「史実」とは何か? その人が生まれた時代や生育歴に影響されない、あるいはそれを完全に乗り越えられる人間というのは、存在するのか? 僕のブッダことガウタマ・シッダー

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    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】存在のすべてを ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    存在のすべてを 作者:塩田 武士朝日新聞出版Amazon 存在のすべてを 作者:塩田 武士朝日新聞出版Amazon 平成3年に発生した誘拐事件から30年。 当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。 異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。 質感なき時代に「実」を見つめる、著者渾身、圧巻の最新作。 屋大賞ノミネート作。 『の雑誌』の年間ベストでも絶賛されていました。 前代未聞の「二児同時誘拐」に隠された真相、が描かれていくミステリ作品、なんだな、と思いながら読み進めていったのですが、ストーリーは途中からちょっと脱線して誘拐された子どもの「空白の時間」とその後が濃密に描かれます。 なんか青春小説みたいになっているじゃないか、と、ツッコミを入れつつ読んだ章もありましたし、それはちょっと都合が良す

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    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    カーストとは何か-インド「不可触民」の実像 (中公新書 2787) 作者:鈴木 真弥中央公論新社Amazon Kindle版もあります。 カーストとは何か インド「不可触民」の実像 (中公新書) 作者:鈴木真弥中央公論新社Amazon インドに根付く社会的な身分制=カースト。数千年の歴史のなかで形成され、結婚事・職業など生まれから規制し、今なお影響を与え続ける。カースト問題には、「不浄」とされ蔑視が続く最底辺の不可触民=ダリトへの差別がある。政府は2億人に及ぶダリトを支援する施策を打つが、その慣習は消えず、移民した世界各国でも問題化している。書はインドに重くのしかかるカーストについて、歴史から現状まで、具体的な事例を通し描く。 14億以上の人口を有し、「世界最大の民主主義国」と言われることもあるインド。アメリカ中国の派遣争いが続くなかで、今後の経済成長も予測されており、世界から注目

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    yaneshin 2024/03/04
  • 【読書感想】宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか (幻冬舎新書 717) 作者:佐藤 優,村 凌二幻冬舎Amazon Kindle版もあります。 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか (幻冬舎新書) 作者:佐藤優,村凌二幻冬舎Amazon なぜ宗教は争いを生むのか? ウクライナNATO加盟を巡る対立の裏でキリスト教内の宗教問題を抱える露・ウクライナ戦争に加え、ユダヤ教とイスラム教の確執が背景にあるイスラエル・ハマス戦争が勃発。日では安倍元総理銃撃事件が起こるなど、人々の宗教への不信感は増す一方だ。宗教は来、人を救うために生まれたはずなのに、なぜ暴力を正当化しようとするのか? 古代ローマ史研究の大家と国際事情に精通した神学者が宗教に関する謎について徹底討論。宗教が人間を幸福にするのに何が必要かがわかる一冊。 元外交官で、国際情勢や宗教関係への造詣も深い佐藤優さんと、古代ローマ史が専門で著書

    【読書感想】宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
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    yaneshin 2024/03/04