東京都北区上中里のJR京浜東北線上中里駅付近の線路に自転車が投げ込まれ、電車と接触した事件で、警視庁滝野川署は14日、往来危険の疑いで、北区上中里の無職の男(50)を逮捕した。同署によると、男は「自転車を投げ込んだのは間違いない」と容疑を認めているが、大声で叫ぶなど、意味不明のことを話しているという。 捜査関係者によると、男は13日午後4時35分ごろ、上中里駅付近の線路内に自転車5台を投げ込み、電車の運行を妨害した疑いがもたれている。 5台のうち2台が大船発大宮行き普通電車(10両)と接触。乗客約500人にけがはなかったが、JR東日本によると、京浜東北線が約1時間20分にわたって運転を見合わせ、7万人に影響が出た。 同署によると、男は約20分後に自宅から「自転車を投げ込んだ」と自分で110番通報した。