『はじめての事業計画のつくり方(次の10年にプロフェッショナルであり続ける人の教科書)』(吉本貴志、伊藤公健著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、タイトルのとおり「事業計画」をつくるために必要なことを説いた書籍。しかし、そもそも事業計画とはどのようなもので、つくるとどんなメリットがあるのでしょうか? 基本的な部分についてまとめられた「1時限目 事業計画とは」を見てみましょう。 事業に必要な3つのこと 事業を行うとしたら、やるべきことは多彩。しかし、まず最初に必要なのは次の3つだと著者は説いています。 第一は「アイデアを考える」。なにか新規事業をする場合、なによりも必要なのは「なにをやろうか」とアイデアを考えること。そこで思いついたことを軽く検証し、本当にニーズがあるのか、事業アイデアとして適切なのかを確認してみる段階です。 第二は「運営する」。いざ事業を動かしはじめたあとの、一連の活動