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2013年5月10日のブックマーク (1件)

  • 朝日出版社第二編集部ブログ

    4.26.2013 吉川浩満第20回 適応主義プログラムは、強力なエンジニアリング的思考を進化生物学に導入した。対して、グールドが力説したのは歴史的思考の重要性だった。曰く、「エンジニアが考えだす最良の考案も、歴史にはかなわない」。生物進化の証しは、完全なデザインにではなく、不完全・不一致・不調和に満ちた歴史の細部にこそ宿る。その例証(のひとつ)が「パンダの親指」なのだ。グールドの底意地──歴史的思考の内実を探る。(編集部) 第3章 理不尽にたいする態度(承前) 形而上学的・神学的・宇宙論的暗愚学(承前) 前回、グールドの底意地は適応主義プログラムに抗して歴史を擁護し回復することであったと述べた。今回からその抵抗の理路を追う。 それにしても、なぜ歴史なのか。グールドの立場は明快である。 エンジニアが考えだす最良の考案も、歴史にはかなわない。(Gould 1980=1996 :

    yookud
    yookud 2013/05/10
    理不尽な進化 第20回 「それらは賢明なる神ならば決してとらないやりかたであり、歴史に束縛された自然の歩みがやむをえずたどる道だからだ。」