リップル・ラブズで最高投資責任者(CIO)を務めるトーマス氏は論文で、「ブロックチェーンを操作するのは困難だ」と記述。「調和やコンセンサスは価値あるものだが、極端な調和は有害になる」とし、2014年のアニメーション映画「レゴ・ムービー」に登場した独裁者「おしごと大王」の写真を論文に含めた。「表面上は素晴らしくても、その裏でコンセンサスに反する多様性や急速に変化する世界」が同映画には描かれていたと説明した。 5年前にビットコインを使いやすくすることに尽力したトーマス氏とは別人のようだ。同氏のウェブサイトであるweusecoins.com はビットコインを「技術屋ではない、普通のユーザー向けに説明する唯一のリソース」とうたっている。トーマス氏の新たな主張は、ブロックチェーンを一般に幅広く導入させようと取り組む向きには警告に聞こえるかもしれない。 プラットフォームのethereumなどが支えるブ
日立製作所と三菱東京UFJ銀行は2016年8月22日、シンガポール共和国において、ブロックチェーン技術を活用して小切手を電子化する実証実験を開始した(図)。実証実験を通じてブロックチェーン技術の課題を抽出し、新たな金融ITサービスの実現を目指すとしている。 両社は共同で、ブロックチェーン技術を用いて電子小切手の振り出しや譲渡、取り立てを行うシステムをシンガポールに開発済み。三菱東京UFJ銀行は、同システムを使って、当該小切手の発行・決済を行う。日立グループの複数拠点において、小切手の受け取りや取り立てを実施する。 シンガポールでは、金融監督当局主導で、FinTechサービスの発展に向けた枠組みのガイドライン策定に関する市中協議文書が公表されている。今回の実証実験は、この枠組みを活用して開発したシステムの上で、ブロックチェーン技術を活用した電子小切手の発行・決済、および実用化に向けた課題抽出
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