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将棋界で誰もが認める実力を持つ棋士たちが、人知れず“場外戦”を繰り広げていた。8月から始まる女流棋士の最高位タイトル戦。その成績次第でプロ編入がかなう「新制度」がスタートするが、あの人気棋士が苦言を呈していたのである。 【写真を見る】プロ編入試験に惜しくも不合格となった「女流棋士」 *** 羽生善治氏が主導した“新制度” 話は6月6日に都内で行われた日本将棋連盟の「棋士総会」にさかのぼる。 会場では、女流棋士の清水市代氏(56)が新会長に選出。前会長の羽生善治氏(54)が主導した女流棋士のプロ編入を認める「新提案」が、賛成多数で可決されたのだ。 大手メディアは史上初の女性会長誕生と共に、「新提案」によって将棋界の女性進出が加速することへの期待をこぞって報じた。 観戦記者によれば、 「羽生さんの『新提案』によって、今後は女流棋戦の実績だけでプロ棋士として認められることになりました。具体的には
日本将棋連盟は6日開かれた棋士らによる総会と、その後の理事会の結果、任期満了で会長を退任した羽生善治九段の後任として女流棋士の清水市代女流七段が選ばれたと発表しました。 清水新会長は56歳。1985年に女流棋士となり、女流名人や女流王将などのタイトルを通算43期獲得しています。 女性が会長に就任するのは1924年に日本将棋連盟の前身となる組織が発足して以来、初めてです。 東京の将棋会館で会見した清水新会長は「私を会長に選んでいただいたことは連盟としての挑戦ではないかと思います。今後、トップ女流棋士の女性としてのライフスタイルがテーマになると思うので、安心して対局に臨める環境はどういうものなのか、意見を聞きながら進めていきたいと思います」と抱負を述べました。 また、6日の棋士総会では、女流タイトルの最高峰「白玲」を通算5期獲得した女流棋士が、プロ棋士となる「四段」に編入する資格を得られるとす
将棋の「棋譜」を使った動画を無断で配信したユーチューバーに対し、東京地方裁判所は「主催者が投じた費用や労力にフリーライドする悪質な行為だ」として、840万円余りを主催する読売新聞に賠償するよう命じました。 将棋の八大タイトルの最高峰「竜王戦」を主催する日本将棋連盟と読売新聞東京本社は、竜王戦の「棋譜」を利用して150本余りの動画を配信していた男性ユーチューバーに対し、「営業の利益を侵害された」として賠償を求める訴えを起こし、ユーチューバーは「棋譜は単純な情報で独占されるものではない」などと争っていました。 21日の判決で東京地方裁判所の中島崇裁判長は「読売新聞は将棋連盟に竜王戦の実施費用を支払い、棋譜を独占的に利用する契約を結び、新聞やホームページで掲載していた」としたうえで「ユーチューバーは、情報として最も価値が高い対局当日に棋譜のすべてを利用していた。こうした行為は主催者が投じた費用や
将棋の藤井聡太七冠(22)が10日行われた「NHK杯テレビ将棋トーナメント」の対局に勝って、最年少で通算400勝を達成しました。 藤井七冠は10日、東京 渋谷のNHK放送センターで行われた「NHK杯テレビ将棋トーナメント」の対局に勝って公式戦通算400勝を達成しました。 藤井七冠は現在、22歳6か月でこれまで羽生善治九段が保持していた通算400勝の最年少記録23歳4か月を更新しました。 また、プロ入りしてから達成までは8年4か月で、羽生九段の保持する最短記録、8年2か月に次いで史上2位となります。 藤井七冠は「勝ち数は積み上がっていくものなので、最終的にどれだけ積み重ねていけるかが重要だと思います。最近は結果も内容も厳しい将棋が増えているので、より実力を高めていかなくてはと感じています」と話していました。 藤井七冠は先月始まった「王将戦」七番勝負で挑戦者の永瀬拓矢九段を相手にここまで3勝と
女性将棋記者・篠崎龍香の成長を描いた松本渚さんのマンガ『盤記者!』(「文春将棋」にて不定期連載)がこのたび完結し、コミックスが電子書籍にて発売されることになった。 これを記念して、『中日新聞』の世古紘子記者と『スポーツ報知』の瀬戸花音記者のお二人に対談をお願いした。女性記者にとって将棋界とはどのような場所と映るのだろうか。またその魅力はどこにあるのだろう。マンガ『盤記者!』は、主人公が将棋担当を命じられるところから始まるが、まずはお二人が将棋担当になった経緯から話をうかがった。 世古紘子(せこひろこ)。中日新聞記者。2006年入社。2018年から2024年の7月まで文化芸能部で将棋を担当。「30代女子の将棋ことはじめ」「25階の勝負師たち」といった将棋にまつわる連載を行う。現在は、愛知県の通信局勤務。
「私が自分の頭をよくしようと思ったのは、和服の構造を理解するためじゃないんです。わかりますか? 将棋のために頭をよくしたかったのに、いろいろなことに対してバランスよく能力を上げてしまって、一般人レベルの生活ができるようになってしまった(笑)。そこがちょっと悲しかったんです」 しかし、それは人間としての成長であり、一般的には幸せなことではないか。もちろん永瀬もそんなことはわかっている。 「人間としては一流になれるかもしれませんけど、将棋の超一流にはなれないのかもしれないと思うようになりましたね。人間らしさで勝負するのは、対人間なら通用するでしょう。でも藤井さんを人間と見てはいけないんですよ。やっぱり藤井さんみたいな超一流になるには、将棋だけに没頭していた頃に戻らなきゃいけない。なんというか、その頃って漆黒の世界にいたような感じなんです。でも自分はその後、人間らしくなったというか、彩のある世界
将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成した藤井聡太さん(21)が記者会見し、「すごくうれしく思っている。息長く活躍できるように目指していきたい」と気持ちを語りました。 将棋の八大タイトルの1つ、「王座戦」五番勝負の第4局は11日京都市で行われ藤井さんがタイトルを持つ永瀬拓矢さん(31)に挑戦しました。 対局は互いに持ち時間を使い切って「1分将棋」となり、一進一退の攻防が続く熱戦となりましたが、最終盤で藤井さんが逆転勝ちをおさめ、3勝1敗で「王座戦」を制して将棋界で史上初の八大タイトル独占を達成しました。 藤井八冠は対局を終えた11日夜10時半すぎに記者会見し「このような結果を出せるとは自分自身でも思っていなかったのですごくうれしく思っている。プロになってから振り返ってみてもあっという間で、特にタイトル戦に出られるようになってからは自分が思っている以上にいい結果を残せたと感じている」と振り返
将棋の八大タイトルで最も歴史の古い「名人戦」の第5局で挑戦者の藤井聡太六冠(20)が渡辺明名人(39)に勝って4勝1敗とし、史上最年少で「名人」を獲得しました。 さらに羽生善治九段(52)以来史上2人目の「七冠」達成となり、その最年少記録も更新しました。 「名人戦」七番勝負は、挑戦者の藤井六冠が渡辺名人を相手にここまで3勝1敗とし、タイトル獲得まであと1勝としていました。 第5局は31日、長野県高山村で始まり、2日目の1日は後手の藤井六冠が31日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。 攻めの姿勢を見せる藤井六冠に対して渡辺名人も攻め合いに応じ、午後にかけて互いに1時間を超える長考を挟みながら攻防が続きます。 藤井六冠は2枚の「角」などを活用して徐々に追い詰め、形勢を有利にすると、渡辺名人も粘りを見せますが、午後6時53分、94手までで投了しました。 この結果、藤井六冠が
将棋の第81期名人戦七番勝負第5局が5月31日・6月1日の両日、長野県高山村の「緑霞山宿 藤井荘」で指され、藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が渡辺明名人(39)に勝利した。この結果、シリーズ成績を4勝1敗として名人位の奪取に成功。藤井竜王は、谷川浩司十七世名人(61)が保持していた21歳2カ月の記録を更新し、20歳10カ月での最年少名人となった。さらに、本タイトルの獲得で七冠保持者に。羽生善治九段(52)が1996年2月に25歳4カ月で達成した以来、史上2人目の快挙となった。 【映像】藤井聡太“新名人” 誕生の瞬間 この勢いはもう誰にも止められない。藤井竜王が、初挑戦した名人戦七番勝負で偉業を達成した。前期は、初参戦した順位戦A級を7勝2敗で駆け抜け、プレーオフの末に挑戦権を獲得。谷川十七世名人が保持していた21歳2カ月の最年少名人更新のためには、わずか1期しかチャンスの
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