一人暮らしの高齢者は賃貸住宅を借りられない?その理由は? 内閣府の調査によると、2022年時点で、65歳以上の人がいる世帯は全体の50.6%と約半数。そのうち31.8%を一人暮らし世帯が占めており、男女ともに高齢者の一人暮らしの割合は今後も増加すると予測されています。 そんな状況でありながら、一人暮らしの高齢者は賃貸住宅を借りにくいともいわれています。どんな理由が考えられるのでしょうか。 生活費など経済的な問題 総務省の家計の概要(2023年)によると、65歳以上の一人暮らしの生活費(消費支出)は月平均14万5430円。 内訳は、食料費40103円、住居費12564円※、光熱・水道費14436円など。可処分所得11万4663円に対して、30768円の赤字という数字が出ています。 ※持ち家、賃貸の区別なし 退職して収入源が年金のみの場合、十分な生活費が見込みにくいケースでは、家賃の滞納が懸念