設計の検討段階から3Dモデルを駆使し、シミュレーションを組み合わせ、試作や実験を極力廃して開発を進める。マツダの「モデルベース開発(MBD)」*1は次世代エンジン技術「SKYACTIV(スカイアクティブ)」など様々な新技術を生み出し、「内燃機関で世界の頂点に立つ」という目標に向けて、マツダの競争力を生み出す源泉になってきました。 *1 モデルベース開発(Model Based Development=MBD)はもともとソフトウエア開発の用語で、曖昧さがない数理モデルでソフトウエア仕様を定義し、実機のモデルを使った動作シミュレーションを実施して、手戻りのない効率的な開発を実現する手法を指す。マツダではこれを発展させ、広くモデルとシミュレーションを活用し、試作や実験を最小限に抑えるバーチャル開発の手法や考え方全般を指す言葉として使っている。 源流となったのは1996年8月に全社プロジェクトとし
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