当サイトでは、サイトの利便性向上のため、クッキー(Cookie)を使用しています。 サイトのクッキー(Cookie)の使用に関しては、「プライバシーポリシー」をお読みください。 「中華思想」というワードは日本で広く知られている。しかし、外交政策研究所代表の宮家邦彦氏は、中国に「中華思想」という言葉や考えは存在しないと指摘する。実際の中国人が持つ考え方とはどのようなものか、解説する。 ※本稿は宮家邦彦著『語られざる中国の結末』(PHP新書)より一部抜粋・編集したものです。 存在しない「中華思想」という言葉 日本人の多くは、中国をめぐる諸悪の根源が「中華思想」だと信じてやまない。しかし、一般の中国人には、自分たちが「中華思想」なるものに基づいて行動しているという意識はまったくない。 それどころか、中国語には「中華思想」という言葉すら存在しない。「中華思想」とは、おそらく日本人の造語である。 数