数千万円カード払い 慰謝料、養育費に困窮 音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)が4日、詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された。1990年代には音楽シーンをリードし、絶頂を極めたはずの小室容疑者だったが、2年前、慰謝料など7億8000万円が未払いのままとなっていた前妻(33)に対し、慰謝料減額を求める調停を東京家庭裁判所に申し立て、「経済的破綻(はたん)の危機にある」と訴えていた。背景には、海外での事業の失敗などがあったとされるが、関係者は「売れなくなっても生活は派手なまま。資金繰りに困るのも当たり前だ」と切り捨てた。 全盛期の面影なし 「まさに時代を代表するアーティストだった」。音楽関係者らはこう口をそろえる。全盛期には、海外旅行の際に搭乗機のファーストクラスを全席押さえたり、東京都内の高級ホテルで自身が宿泊するスイートルームのあるフロアを借り切ったりするなどし、常にマスコミの注目を集