アメリカ入国準備1 それは、突然のできごとでした。 The University of New South Wales(UNSW、Sydney)での3週間の学術交流を終えて帰国した私は、その短期留学における手術参加の様子、オーストラリアにおける医学部教育の実態などについて、真辺教授にご報告申し上げた日、2002年4月1日のことです。 「岡田先生の次にな、UCLAに留学して欲しいんやけど。」 「えっ!? はっ・・・、あ、ありがとうございます!」 シドニーから帰ってきたばかりの私の頭に浮かんだのは、まだ一度も踏み入れたことのない、広大なアメリカ合衆国でした。 その日から約1年半が経過した2003年9月ごろから、本格的な渡米準備が始まりました。何はなくともまずはビザ。これがないとアメリカ国内長期滞在はできません。 今回のように研究留学する場合本人のビザ・ステイタスはJ-1になります。私の場合、妻