凡人のための仕事プレイ事始め 作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/05/13メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 26人 クリック: 352回この商品を含むブログ (8件) を見る 著者の中川くんは大学時代の友人。前著『ウェブはバカと暇人のもの』では、インターネットの「くだらなさ」「マイナス面」を赤裸々に描いて見せた。「IT小作農」を自称する彼は、毎日の仕事で自分が直接見聞きし、呆れたり憤慨した事例をまとめてくれた。仕事で多少なりともネットに関わりを持つ人は、これを読んで多かれ少なかれ共感したことだろう。 彼の持ち味を「インターネット」から「仕事全般」に広げたのが本書『凡人のための仕事プレイ事始め』だ。どこが面白いか、ポイントをまとめてみた。 1)仕事の本質的なくだらなさを具体的に描いている 人は生活のために働いている。これはみんな分かっているけれど、中川