いっさいの批判を封じる方法がひとつだけある。「何も言わず何もしない」ことだ。しかしもちろん、そういうわけにはいかないし、建設的な批判であれば自分のためにもなる。 ところが、一部の人は対象が何であれ必ずケチをつける、生来の「ヘイター(hater)」であることが、2015年の研究によって明らかになった。この種の人々は、その気質的に何でも嫌い、物事の欠点にばかり目を向けるのだという。 受け入れる「ライカー」となんにでもケチをつける「ヘイター」 米イリノイ大学心理学科のジャスティン・ヘプラー博士らは、さまざまなトピックに関する人々の反応を調査し、機関誌「Journal of Personality and Social Psychology」に発表した。 トピックはそれぞれに関連性がなく、多岐にわたっており、被験者は特にそれについて予備知識を持っていなかった。また調査当日の気分に結果が左右されない