家電量販店は24日も地デジ対応機器を探す客でにぎわった。 キムラヤ神保町店(東京都千代田区)では、店内にあるアナログ放送に設定された数台のテレビ画面が、正午になると一斉にアナログ放送終了を知らせる青い画面に切り替わった。 同店の森浩之セールスマネージャー(33)によると、7月に入ってからはテレビに加えて、アナログテレビに接続する地デジ対応チューナーの売れ行きが倍増した。 簡易チューナーは価格が数千円台と安く、急場をしのぐために購入する人が多い。ただ、地デジ化後は需要が急激にしぼむため、「すでに生産を打ち切ったメーカーもあり、品薄の状態が続いている」(森さん)という。 同店でもチューナーは約3週間前から品薄で、15日に追加入荷した分も1週間足らずで完売した。都内の別の量販店では、チューナーをめぐる買い物客の小競り合いも起きたという。 24日午後にチューナーを探していた都内の男性会社員(50)