上場企業の決算シーズンとなりました。4月末から5月中旬にかけて、続々と決算発表が行なわれます。私も上場SI企業の定点観測をしています。特に決算短信の前文と財務諸表をを確認すると、ぼんやりですが今の状態が見えてきます。特に年商1000億円以上のSI企業の決算に興味がありました。まだ全ての企業が決算発表していませんが、私の確認で既に15社程度が発表を終えています。そこで気付いた傾向をまとめ、今後の予測を考えてみたいと思います。 決算発表を終えた多くのSI企業が増収増益もしくは減収増益といった状態でした。微増収微増益の会社もありましたが、概ね好調な決算だったと言えるかもしれません。そこで内容を読んでいくと、どの企業にも共通していることは金融機関のシステム統合による特需という側面でした。後は製造業についての記述も50%以上の企業ので書いていました。それ以外の産業に対するソリューションが好調に推移と