今年1月、IBMは米国フロリダ州オーランドでLotusブランドのカンファレンス「Lotusphere 2007」を開催した。その内容はすでに各メディアが報じているので、本論では個別発表内容自体の紹介は控えめにして、発表が意味するところを解説しながら、Notesの未来を「見える化」していきたい。 リアルコムも会場にブースを構え、筆者も会場で時を過ごした。われわれがLotusphereに出展して得たものは米国向け製品を展示したブースでの商談だけでなく、技術者を中心としたLotus関係者とのディスカッションを通じて得られた、IBMの今後の戦略に関する示唆であると考えており、ここではその一端をシェアしていきたい。以下の内容には異論もあるかもしれないが、情報共有分野に専門特化した独立系コンサルティング会社の視点から、客観的に洞察したものだ。 ただし、以下に述べる各種情報はLotusphere 200
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