形態素(けいたいそ、英: morpheme)とは、言語学の用語で、意味をもつ表現要素の最小単位。ある言語においてそれ以上分解したら意味をなさなくなるところまで分割して抽出された、音素のまとまりの1つ1つを指す。 形態素の一般的な性質や、形態素間の結びつきなどを明らかにする言語学の領域は、形態論と呼ばれる。 概要[編集] 形態素には、いくつかのタイプがあると考えた方が良いことが分かっている。またそれぞれの言語によっても違いがあらわれるので、ここではまず英語と日本語での例を示す。 英語では、空白で区切られる単語 (英: word) よりも細かい単位である。たとえば、名詞の複数形の -s なども独立した形態素である。日本語では、日本語文法におけるいわゆる文節よりも細かい単位である、自立語(あるいは「詞」)と付属語(あるいは「辞」)および「接辞」が形態素である。 分類[編集] 機能的形態素[編集]