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ブックマーク / ohtake.cocolog-nifty.com (80)

  • 労働経済学の新しいテキスト: 大竹文雄のブログ

    自然実験、差の差推定、サンプル・セレクションバイアスといった概念や手法を知らないと、最近の実証研究を理解することはできない。ところが、学部レベルの教科書でこうした手法の意味を丁寧に解説したものが見当たらなかった。大森義明氏の『労働経済学』は、実証研究では普通に用いられるようになった手法の考え方を丁寧に解説しながら労働経済学を紹介している教科書だ。実証分析を志す学部生はもちろん、計量経済学や実証分析の最先端の論文を読み進めるまえに大学院生が読んでおくべきだ。労働経済学というテーマにかかわらず、現代的な実証分析に共通の考え方を学べる。労働経済学というよりも「実証分析の作法」という感じのだ。

    労働経済学の新しいテキスト: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/03/31
    「実証分析を志す学部生はもちろん、計量経済学や実証分析の最先端の論文を読み進めるまえに大学院生が読んでおくべき本だ。労働経済学というテーマにかかわらず、現代的な実証分析に共通の考え方を学べる」
  • 中毒財への課税に関するエッセイ: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    中毒財への課税に関するエッセイ: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/03/23
    GLOCOMの英文を読んで、「中毒財」より「依存商品」の方がわかりやすい気がした。
  • 子供が泣く?: 大竹文雄のブログ

    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/02/10
    「中学校の給食と低学年の35人学級とで、本当に「子供が笑う」のはどっちだろう」「きちんとした検証があって、政策が進められているのならいいのだが」
  • 日本は貧しくなっているのか: 大竹文雄のブログ

    の一人あたりGDPは2000年の3位から18位に急激に下がった。当にこれだけ急に日は貧しくなったのだろうか。東京大学の岩康志教授によれば、購買力平価でみるとそれほど急激に下がっているわけではないと言う。むしろ、為替レートでかつて日が過大評価されていただけだというのが真相らしい。もっと深刻なのは、国民の当の豊かさを表す購買力平価でみた日の一人当たり消費が、一度もOECD平均を超えたことがないことだ。日は今でもOECDの平均以下の生活水準だということを私たちは自覚すべきかもしれない。逆にいえば、もっと工夫をすれば私たちの消費水準を上げることができるということだ。 岩教授のブログはお薦めです。 (追記 1月24日) 岩教授のブログで購買力平価で測った一人あたり実質消費のOECD平均に対する比率の推移をグラフに示されています。

    日本は貧しくなっているのか: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/01/23
    「為替レートでかつて日本が過大評価されていただけ」「もっと深刻なのは、国民の本当の豊かさを表す購買力平価でみた日本の一人当たり消費が、一度もOECD平均を超えたことがないこと」
  • その数学が戦略を決める: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    その数学が戦略を決める: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/01/19
    「エール大学のイアン・エアーズ教授の『その数学が戦略を決める』はタイトルからは想像しにくいが、応用計量経済学がいかに実際に役に立っているかを示した本」「一般の人も研究者も面白く読める」
  • 犯罪と失業: 大竹文雄のブログ

    久留米大学の松尾匡さんの犯罪の九割は失業率で説明がつくという文章が注目を集めているようだ。彼が指導した学部3年生の論文を紹介されている。私の『経済学的思考のセンス』も取り上げていただいている。 私自身は、少年犯罪についての実証研究をしたことがあるが、犯罪率全体についてはきちんとした研究はしていない。失業率と犯罪率に関するアカデミックな論文は、数多くあるが、日の研究は少ない。数少ない研究の中に、社会学者の津島昌寛氏が『日労働研究雑誌』に発表した「失業・犯罪・年齢」という論文がある。9割かどうかは別にして、海外の研究結果をみても、失業率と犯罪率が関係するのは、間違いないだろう。 ただ、津島氏の研究にしても、時系列相関が高いので、計量経済学的にはまだまだ検討の余地はある。こういう分野についても実証的な研究がどんどん蓄積されていけば、印象論で議論する人が減ってくるはずだ。 先日、日経の経済教室

    犯罪と失業: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/01/17
    「失業率と犯罪率に関するアカデミックな論文は、数多くあるが、日本の研究は少ない。数少ない研究の中に、社会学者の津島昌寛氏が『日本労働研究雑誌』に発表した「失業・犯罪・年齢」という論文がある」
  • 脳の特性から経済を解明: 大竹文雄のブログ

    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/01/14
    「本日の日経新聞・経済教室に「脳の特性から経済を解明」というタイトルで、最近の脳科学と経済学の学際研究をいくつか紹介しました。日経ネットPLUSでは、この論説に対して(略)コメントをいただきました」
  • フリーマン教授: 大竹文雄のブログ

    ハーバード大学の労働経済学者であるフリーマン教授のAmerica Worksは興味深い。 この中で、不平等と効率性に関する経済実験の結果が紹介されている(元の論文はコレ)。被験者に、迷路の問題を解かせる。その報酬の支払い方法が迷路を解いた数だけに依存する出来高払と、グループの中で迷路を解いた数の順位に依存する報酬体系の二つを行っている。さらに、順位に依存した報酬の場合、報酬の不平等の程度を変えている。たとえば、一番の人しか報酬が貰えない場合と2位、3位ももらえる方法である。こうして、報酬体系によって迷路が解けた総数を比較している。報酬体系の格差が大きくなると能力の高い人(迷路を解くのが上手な人)ほど頑張るが、苦手な人はやる気をなくす(特に、出来高払いでの成績が知らされているときはそれが顕著になる)。そのため迷路がとけた総数は、報酬体系が単純な出来高のときと一番不平等な時で少なく、中ぐらいの

    フリーマン教授: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2008/01/13
    「迷路がとけた総数は、報酬体系が単純な出来高のときと一番不平等な時で少なく、中ぐらいの不平等な報酬の時が一番多かった」「インセンティブが強くなると同時に不正行為も増える」
  • エンドレス・ワーカーズ: 大竹文雄のブログ

  • JILPT: 大竹文雄のブログ

  • テロリストの出身階層: 大竹文雄のブログ

    Freakonomicsのブログで、プリンストン大学教授のアラン・クルーガー氏のテロリストの出身階層に関する研究が紹介されている。それによると、テロリストは出身国における低所得層ではなく、高所得の家庭の出身者や高い教育を受けている者が多いということだ。 日でも所得格差の拡大を感じているのは、低所得層よりも高所得層や高学歴者に多く、あるべき所得の決定要因と現実の決定のされ方にギャップをもっているものに多い(私のこの論文)。何か共通しているのかもしれない。

    テロリストの出身階層: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2007/07/06
    「日本でも所得格差の拡大を感じているのは、低所得層よりも高所得層や高学歴者に多く、あるべき所得の決定要因と現実の決定のされ方にギャップをもっているものに多い」
  • 2月の「経済論壇から」: 大竹文雄のブログ

    日の日経済新聞(2月25日)に「経済論壇から」が掲載されました。今月は格差と長時間労働について議論をまとめています。 ホワイトカラーの労働時間管理は、当に難しい問題だと思います。ワーカホリックは、飲酒や喫煙といった依存症と比べて、被害が目に見えにくいですし、短期的には生産性も引き上げてしまうわけです。 ワーク・ライフバランスが取れていないと、社会的に生活することが難しい文化であれば、それが歯止めになります。たとえば休日や夜間の買い物ができない、ということであれば、残業ばかりしていては生活できません。ところが「亭主、元気で留守がいい」という言葉がある国では、家庭や社会がワーカホリックの歯止めになるのは難しそうです。 タバコ税や酒税は、価格メカニズムを通じて喫煙や飲酒の依存症を引き下げる効果があります。ワーカホリックの場合に価格メカニズムを使うとすれば、労働時間に対して累進的に企業に課税

    2月の「経済論壇から」: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2007/03/05
    「健康管理は上司の責任だというシステムを設計する」「長時間労働で短期的に業績が上げたとしても、従業員の健康状況を悪化させた場合には、その管理者の評価を低くするという仕組みを作る」
  • 成長信仰の桎梏: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    成長信仰の桎梏: 大竹文雄のブログ
  • 脱格差社会と雇用法制: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    脱格差社会と雇用法制: 大竹文雄のブログ
  • 池尾先生の異論: 大竹文雄のブログ

    公共事業投資投資効率が低い理由の一つかも:自民党長期政権の政治経済学―利益誘導政治の自己矛盾 (読みの記録) 【読書メモ】競争の作法 齊藤誠 (レバレッジ投資実践日記) さよならニッポン農業: 大竹文雄のブログ (oryzaの環境備忘録) 「研究進む「幸福の経済学」」大竹文雄大阪大学教授 (労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)) 幸福度 (満州里より愛をこめて) 「幸福の経済学」 (資料保管庫・管理人のひとりごと) 競争忌避=協調忌避 - 書評 - 競争と公平感 (404 Blog Not Found) 占いと霊能力と脳科学は同列?:「似非脳科学」が神経科学不信のトリガーを引いている (大「脳」洋航海記) NO文化人 (国家鮟鱇) 結合生産物としての若手研究者 (労働、社会問題)

    池尾先生の異論: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2006/10/29
    消費者金利規制に関する大竹教授と池尾教授の議論on大竹ブログ
  • 経済財政白書へのコメント: 大竹文雄のブログ

    「経済白書」から「経済財政白書」に名称が変わって、政府の経済政策の宣伝媒体となっていた「経済財政白書」は、昨年からかつての「経済白書」のような経済分析中心のスタイルに戻ってきている。最新の分析手法とデータを用いて多方面から日経済の現状が分析されている。白書を読めば、現在の日経済の状況がよく理解できる。ただし、手法も含めて完全に理解できるのは、経済学の専門的訓練を受けたものに限られるかもしれない。 第一章では、景気回復が長期間続いている背景とデフレ脱却の可能性が議論されている。金利の予測や金利上昇の経済への影響が分析されていることは、白書の執筆時期が日銀のゼロ金利解除の前であったことを考えると興味深く、タイムリーな分析になっている。 景気の回復の理由の一つは、白書で明らかにされているようにデフレにもかかわらず賃金の下方硬直性がなくなってきたことだ。しかし、賃金の下方硬直性が当になくなっ

    経済財政白書へのコメント: 大竹文雄のブログ
  • 毎日新聞・青野由利さんの社説: 大竹文雄のブログ

    青野由利さんの5月14日の毎日新聞の社説には、私も同意することが多い。平成17年度版の国民生活白書のデータをもとに、青野さんは 「今の状況は、かつて当たり前のように男女間に存在した格差が、男性の間にまで広がっただけかもしれない。であれば、性別を超えた共通認識のもとに、「不当な格差」を是正するための土壌が、ようやく整ったともいえるのではないだろうか。」 と指摘している。 ただ、私は不当な格差が解消されたとしても、男性内の格差拡大は残るだろうと思っている。 男女雇用機会均等法や技術革新の恩恵を受けた女性は、市場労働にフルタイム労働者として昔よりもはるかに活躍できるようになった。一方、体力という比較優位があった男性は、技術革新でその比較優位がなくなった。むしろ、技術革新はIT能力やコミュニケーション能力の比較優位のあるものが市場労働で求められるようになった。こうした能力は、男女というグループ間で

    毎日新聞・青野由利さんの社説: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2006/05/14
    「技術革新はIT能力やコミュニケーション能力の比較優位のあるものが市場労働で求められるようになった。こうした能力は、男女というグループ間で差があるというよりは、男性内、女性内での差が大きい。」
  • 公平な報道: 大竹文雄のブログ

    東京新聞にインタビュー記事が掲載された。 この記事については、私は非常に不満だ。 教育については、私と橘木先生は同じ意見なのに、 その部分の私の発言はカットされている。 私が話をしたのは、格差拡大はもっと長期的に生じていること、 最近発生したことは若年層の格差拡大であること、 若年層の格差拡大は不況が原因だということだ。 最近になって、格差問題が取り上げられるようになった背景には、 若年の格差問題に加えて、景気回復で資産価格が上昇した ことがあるのではないか、というのが私の推測だ。 公教育の質の低下の問題は、ここ数年で始まった話ではないし、 税制のフラット化が進められたのは90年代だ。 こうした政策が推し進められたことが現在の状況を作った原因である というなら理解できる。 対立点を浮き彫りにしたいという記事の作りは分かるが、 意見が対立していない部分について、 片方の意見だけを掲載し、 私

    公平な報道: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2006/04/01
    大竹先生激怒。マスコミの印象操作は今に始まったことではないけれど。
  • 悪玉論は心地よい: 大竹文雄のブログ

    「格差拡大を引き起こしたのは規制緩和だ」とか 「環境問題を引き起こしたのは大企業だ」とか 「お金がすべてだという風潮を広めたのはホリエモンだ」 という議論はわかりやすいし、自分以外のものに 責任を転嫁できるので心地よい。 私が先日のエントリーで言いたかったのは、 たとえ非合理であっても名目賃金の低下をきらう 一人一人のちょっとした気持ちが、 就職超氷河期を生んだということだ。 そういう既存労働者の気持ちを代表して、 労働組合が賃金引下げを拒むのも自然だ。 そうでないと、労働組合の委員長は組合員から 信任されないだろう。 環境問題だって、誰か特定の悪者がいるわけではなく、 私たち一人一人の行動が環境問題の悪化を引き起こして いる。 私たち一人一人のちょっとした行動が、全体としてみると 知らない間に大きな問題を引き起こしていることが意外に多い。 こうした問題について、「環境問題に気をつけましょ

    悪玉論は心地よい: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2006/03/26
    「人々のほんのちょっとしたインセンティブに働きかけて、問題を解決するようなことを考えるべきで、心地よい悪玉論を唱えているだけでは、なんの解決にもならない。」
  • 若者の所得格差拡大: 大竹文雄のブログ

    格差社会に関する関心が高まっている。実際、「全国消費実態調査」によれば1999年から2004年にかけて30歳未満の所得格差が急拡大した。それまでは、将来の所得格差の大きさを表す消費の格差の拡大は観察されていたが、所得格差としては顕在化していなかった。不況の深刻化が、若年層の所得格差を拡大させた。このような若者の所得格差の状況が「下流社会」という言葉が流行語になった背景にある。 若年層における所得格差拡大は、超就職氷河期がもたらしたフリーターと失業の増加によって引き起こされている。それでは、どうして超就職氷河期がもたらされ、それがフリーターの増加につながったのだろう。 最大の理由は、不況がもたらした労働市場における需要の低下である。ただ、需要が低下しただけではフリーターや失業の増加につながらない。賃金が低下す れば、労働需要はそれだけ増えるからである。実際、マクロ統計でみると90年代に下方硬

    若者の所得格差拡大: 大竹文雄のブログ
    yyamaguchi
    yyamaguchi 2006/03/21
    「しかし、企業にとって望ましいのは、賃金カットをして正社員の新規採用を続けることである。そうした方が、長期的視点で従業員の訓練が可能になる。」