63回。このインタビュー中に、石野卓球は、計63回「瀧」という言葉を発した。瀧とは相方のピエール瀧のこと。単純に計算すると、一時間のうち一分につき一回以上もその名前を口にしていることになる。 1989年に結成された電気グルーヴは、石野が高校時代に作った六人の固定メンバーを擁するバンド「人生」が前身となり、四人体制で発足。その後、メンバーを変えながら三人での活動が続くが、1999年の春からは石野とピエール瀧の二人体制に。約三年間の休止期間をはさみながら、2019年には三十周年(二人になって二十年)をむかえた。 人生の半分以上を共に生きてきた関係の原点は「友達」だが、石野いわく「ガワ(=関係性の意味)は後からついてきた」ものである。二人でいる、ということが常に先なのであって、その間柄につけられる名前や役回りには、プライベートでも仕事でもほとんど意味がない。相手に何かを期待するという概念すらない
Feature ニッポンの女の子を応援するNIKEのCM。 共感する多様性を描きたい。エディターAika Miyakeインタビュー プロテニスプレーヤー大坂なおみ選手を起用したNIKEのCMが、今年の5月26日にオンエアし、SNSでも“かっこいい”“心を掴まれる”と話題になったのは記憶に新しい。NEWREEL.JPでは視点を変えて、本作の編集を担当したエディターのAika Miyakeさんにインタビュー。インタビュー時、Aikaさんは、活動拠点をL.A.に移して数日後。彼女の渡米の理由も、本作のテーマとどこかオーバーラップする──。 Nike 「うごきだす、それだけ」 dir : Raine Allen-Miller, ed : Aika Miyake|Ag : Wieden + Kennedy Tokyo ——映像制作において、撮影された素材を編集し、一篇の物語を紡ぐスペシャリスト、エデ
■在日コリアン女性たちの涙 「動かしつづける。自分を。未来を。 The Future Isn’t Waiting.」と題したPR動画がYouTubeで公開されたのは11月27日。私がそれを知ったのは翌日、普段は稼働していない高校同窓会のグループLINEを通じてのことだ。それはこの動画の主人公3人のうちの1人が某地方の朝鮮中学校に在籍する女子生徒だからであり、私が東京朝鮮高校の卒業生だからだ。動画のリンクは、「〇〇朝鮮学校の子らしいよ、素晴らしい!」というコメント付きで流れてきた。 説明には、「アスリートのリアルな実体験に基づいたストーリー。3人のサッカー少女が、スポーツを通して、日々の苦悩や葛藤を乗り越え、自分たちの未来を動かしつづける」とある。ひとことでいえば、自分の存在と居場所――アイデンティティ――について悩む10代の少女たちが、サッカーというスポーツを通じて自分らしく生きるための一
▽「至る所でクラスター」 「病床はほぼ埋まり、重症用は一杯の状況が続く。医療崩壊の一歩手前だ」。大阪市立総合医療センター(同市都島区)の白野倫徳医長は危機感をあらわにする。大阪府の感染症指定医療機関である同センターは、府内で感染が広がり始めた春先から感染者対応の中核を担ってきた。 7~8月の「第2波」では、あらかじめ病床を多めに確保していたが、秋からの「第3波」は「準備をする間もなく、急激に患者が増えた」と語る。今後は一部の病棟を閉鎖してマンパワーを新型コロナ対応に集中させる方針で、綱渡りの運営が続いている状況だ。 命に関わる重篤な疾患や外傷の患者を受け入れる3次救急医療機関でもあるが、白野医長は「新型コロナ以外の救急患者の受け入れや、急ぎでない手術は制限せざるを得ない」と苦しい内情を明かす。 大阪府病院協会の佐々木洋会長は「介護施設など重症化リスクが高い場所だけでなく、至る所でクラスター
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く