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ブックマーク / eigato.com (3)

  • 『桐島、部活やめるってよ』吉田大八監督インタビュー

    ある高校の、ありふれた放課後。校内のスター生徒・桐島が、バレー部を辞めるというニュースが校内を駆けめぐる。『桐島、部活やめるってよ』――。大きな事件は何も起こらない。しかし、学校内のあらゆる“ヒエラルキー”に属する生徒たちの間で、人間関係が静かに変化し始める……。 原作は、早稲田大学在学中に第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名デビュー小説だ。学校という狭い世界の中で、高校生達の息遣いまで聞こえるようなリアルな青春が描かれる。映画化に当たりメガホンをとったのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『クヒオ大佐』『パーマネント野ばら』に続き、これが長編映画目となる吉田大八監督。原作の世界観を活かしながら、エンターテインメント性を兼ね備えた青春映画として緻密かつ大胆に再構築した吉田監督に、お話をうかがった。 ●小説から映画への置き換え 今回、監督のオファーを受けて原作を手にされた

    zenibuta
    zenibuta 2012/08/22
  • 【TNLF_2011】トークショー:「アンチクライスト」で鬼才ラース・フォン・トリアーが描いた「罪と罰」

    トーキョー ノーザンライツ フェスティバル初日の2月12日、「アンチクライスト」のジャパンプレミアが催され、上映後に映画評論家・柳下毅一郎氏による作品解説が行われた。ラース・フォン・トリアー監督の最新作はカンヌ映画祭最大の衝撃といわれ、賛否両論の物議を醸した問題作。「アンチクライスト=反キリスト」というタイトルが示すように、作ではトリアー監督のキリスト教観が反映されているが、日では馴染みの薄いテーマであるといえよう。トークショーでは映画を理解するうえで必要な作の宗教観や、撮影の背景などが語られ、観客は熱心に耳を傾けていた。 物語は、(シャルロット・ゲンズブール)と夫(ウィレム・デフォー)のセックスの最中に我が子を失うというショッキングな出来事からはじまる。は「罪」の意識から、自分は「罰」を受けるべく悪魔なのではないかという妄想に取りつかれ、己を追い込んでいくのだが・・・想像を絶す

    【TNLF_2011】トークショー:「アンチクライスト」で鬼才ラース・フォン・トリアーが描いた「罪と罰」
  • 【FILMeX】冷たい熱帯魚

    (第11回東京フィルメックス・特別招待作品) 何てエネルギッシュな映画なんだろう。この映画を見終わった直後の、率直な感想だ。作『冷たい熱帯魚』は、猟奇的な連続殺人犯の狂気に引きずり込まれた男の絶望と破滅の物語。『愛のむきだし』(09)で国内外から高い評価を得た園子温監督の最新作だ。 希望も救済もない。とびきりの美男美女が愛を語るわけでもなく、特に目を引くような風光明媚な景色も出てこない。映像も詩情豊かでエモーショナルなものではなく、暴力的。血しぶきがどぱーっと勢いよく飛び散り、血まみれになって人の遺体を切断するなど、凄惨なシーンのオンパレード。セックスシーンの描写も「愛を交わす」なんていう、オブラートに包んだような文学的な表現では生ぬるく感じるくらい、ストレートに、人間の欲望や能をむきだしに描いている。それでも映画に満ち溢れているエネルギーにただただ圧倒されてしまうのだ。そんな映画を1

    【FILMeX】冷たい熱帯魚
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