「ザワクロ」は「アクション映画」としての完成形か ──「HiGH&LOW」の新作が公開されるたびに行っているこの対談、『HiGH&LOW THE MOVIE』(2016年/以下『ザム』)から始まってもう6年目ですね。そして前作『HiGH&LOW THE WORST』(2019年/以下『ザワ』)以来の3年ぶりです。だいぶ空きました。 藤谷 お久しぶりですね。 加藤 ご無沙汰しております。 ──まずは全体の感想から始めていきましょう。 加藤 僕は『HiGH&LOW THE WORST X』(以下『ザワクロ』)、すごく楽しかったです。シリーズで一番好きかもしれません。理由は単純で、完全に文法がアクション映画になっていたからです。これまでのハイローはアクション以外にも、いろいろやりたいことがありましたよね。広い意味での人間ドラマだったり、「バイクや車をかっこよく撮りたい」とか「ライブシーンをかっこ
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