冒頭、クリプトン崩壊に関わるてんやわんやがあるのですが、スター・ウォーズ新3部作のがっかりした要素を拡大したようなというか、『リディック』のような安っぽさというか、「ああ、映画観終わった後で、ここのくだり蛇足だったな、って思うんだろうな」と思いながら観てたら、実は映画全編これ蛇足だったっていうね・・・(今回は厳しめなので、楽しまれた方におかれましてはご容赦ください) ・そもそも、ゾッド将軍の武士魂というか、方法は完全に間違ってるけどクリプトン再興に掛けた想いだけはよく分かる、ってなるほど人物に奥行きがない(だから衝突にドラマが生まれない)、クラークにしても「世間から疎外されて、人生を顧みてもむしろ辛かった思い出しかないけど、でも僕はアメリカ人だ!」という感じは受けないし(主人公なのに寄り添えない)、ロイス※1との気持ちの通い合いの側面もよく分からない内に好きになっちゃってるから「両親のこと