本当に海上保安庁は軽武装で、中国漁政に歯が立たないのか?この問題において、武装の強弱を単に「力比べ」することに意味はないのだが、敢えて、日中の巡視船監視船が装備する武器が兵器としてはどの程度のものなのか単純に比較してみようと思う。 最初に海上保安庁の武器を見てみよう。海上保安庁の巡視船艇は老朽化著しいものから最新鋭のものと幅広く、搭載している武器も終戦後に供与された第二次大戦型のものから軍用としてもそこまで広く普及していない新型まで多種多様だ。しかし、射撃管制システム(RFS/FCS)の有無で大きく分けられるだろう。 40mm機関砲:ボフォースL/70(有人目視/FCS) 35mm機関砲:エリコンL-90KDC(有人目視)/KDA(レーダー管制?) 30mm機関砲:ATKブッシュマスターUMk44(FCS) 20mm機関砲:JM61(有人目視/RFS) 12.7mm機銃※:M2