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「日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界戦争」 速水融著 藤原書店 2006年2月発行 4410円(税込み) 「史上最悪のインフルエンザ 忘れられたパンデミック」 アルフレッド・W・クロスビー著 西村秀一訳 みすず書房 2004年1月発行 3990円(税込み) 本欄、前々回に消えた年金問題を扱った回には、非常に大きな反響をいただいた。一方、前回の高病原性鳥インフルエンザの回は、前々回ほどの反響は来なかった。 年金は金の問題であり、高病原性鳥インフルエンザは命の問題だ。どちらが大切かといえば命に決まっている。にもかかわらず、年金問題により大きな関心が集まった理由はおそらく、年金問題は起きてしまっているが、高病原性鳥インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)はまだ起きていないということだろう。 いくら専門家が「いったんパンデ
「H5N1型ウイルス襲来」 岡田晴恵著 角川SSC新書 角川SSコミュニケーションズ 2007年11月発行 756円(税込み) インフルエンザを「高い熱が出る風邪の一種」と思っている人は多いだろう。「確かにかかると大変だ。数日間は高熱に呻吟(しんぎん)することになるし、体の節々が痛くてたまらなくなる。が、命にかかわるような病気ではない。毎年冬になると流行するが、運が悪ければかかる程度の病気だろう。春になればいつのまにか消えているものだ」―― そんな風に思っているのではないか。 そもそもインフルエンザワクチンは任意接種だし、効かないという話だってあるではないか。身近にもワクチン接種を受けたのにインフルエンザにかかった人がいるという人も少なからずいるはずである。 ここ数年、「鳥インフルエンザ」という言葉がメディアをにぎわせている。鳥インフルエンザというからには、鳥がかか
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