特許庁は10月3日、特許出願などのインターネット受け付けを始めた。出願料などもネット決済が可能になった。 一般のインターネット回線と、出願用の専用ソフトを使って特許などの出願を行える。識別番号の付与なども専用ソフトを介して行われ、書面提出は一切不要になり、手数料納付もインターネットバンキングから行えるようになった。受け付け時間も24時間365日に拡大した。 汎用ブロードバンド接続に対応することで大量の出願データを高速に送信できるようになり、従来のISDN受け付けと比べ通信料を2割程度安くできる。ISDN受け付けは当分は併存させる。 特許庁は1990年、世界に先駆けてISDNを使ったオンライン受け付けを開始。現在は特許出願のオンライン化率は約97%となり、年間約300万件を受け付けている。