2013年02月11日20:33 カテゴリエネルギー 非在来型ウランの埋蔵量について きのうのG1サミットの内容が関係者にいろいろな反響を呼んでいるの、少し補足説明をしておく(テクニカル)。 放送でもいったことだが、核燃料サイクルの問題は技術ではない。高速増殖炉の技術に大きな問題があるわけではない。もんじゅの事故は単なる配管の破断であり、原子炉そのものに欠陥があるわけではない。致命的な問題は、採算性である。河野太郎氏も指摘したように、もんじゅや六ヶ所村のプラントには想定をはるかに超えるコストがかかって実用化が40年後に遅れているばかりでなく、そもそも再処理の目的である高速増殖炉(FBR)が経済的に意味をなさないのだ。 FBRはプルトニウムを燃料にしてそれより多くのプルトニウムを生み出す「夢の原子炉」といわれていた。1970年代に核燃料サイクルの計画が始まったときは、ウランの埋蔵量が数十年し
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