「UFO(=未確認飛行物体)について真剣に調査しています」という人に出会ったら、どう思いますか?反応にとまどう人も多いかもしれません。 実はアメリカでは、国防総省が、空にはわれわれの知らない「何か」が存在すると公に認め、専門チームを立ち上げて本格的に調査しているのです。アメリカ軍の関係者からは実際の目撃証言も聞くことができました。アメリカで高まる、謎の飛行物体の真相を追う動きを取材しました。 (ワシントン支局 太田佑介) アメリカ軍の活動中に正体不明の空飛ぶ物体を実際に目撃したという人に話を聞くことができました。 フロリダ州で暮らすゲイリー・ボーヒースさん(41歳)。アメリカ海軍のイージス巡洋艦「プリンストン」の元乗組員です。 2004年11月、西部カリフォルニア州サンディエゴの沖合で原子力空母ニミッツとともに訓練に参加していたときのこと。 イージス艦の心臓部、戦闘指揮所でレーダーを監視し