唐突ながら、今日は張飛ちょうひを主人公としたイフ展開にフォーカスしてみたいと思います。というのも、三国志さんごくしの後半の展開、とりわけ蜀しょくの滅亡へのプロセスについて、 「もっと諸葛亮しょかつりょうが長生きしていたら」「もっと劉備りゅうびが長生きしていたら」という声はあっても、「もっと張飛が長生きしていたら」という声は、あまり聞かない気がする。 桃園とうえんの誓いを立てた義兄弟の一人という超重要人材のはずなのに? なぜでしょう? おそらく、もっぱら『三国志演義さんごくしえんぎ』による印象のせいとはいえ、張飛が誰よりも長生きした世界線での展開というものには、「何かイヤな予感がする」という方が多いからでは?しかし、そのようなボンヤリした疑念をそのままにしておくのも、よろしくない。そこで! 今回は、「あの人が長生きしていたらなぁ」というファンの願望論からは、なぜか外されがちな張飛を、彼にとっ
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