県会のリニア中央新幹線建設促進議員連盟は2日、古田芙士氏(自民党、飯田市)の会長辞任を受け、総会を県議会棟で開いた。後任に副会長の萩原清氏(同、松本市)を全会一致で選出。萩原会長はあいさつで「あくまでも(諏訪・伊那谷回りの)Bルートを推進し、県内複数駅を求めていく」と強調した。 議連は超党派の議員有志42人が加入。JR東海が想定する南アルプス貫通のCルートを求める声が強い飯田下伊那地方選出の4氏はいずれも議連に残り、飯田市選出の小池清氏(自民党)が新たに副会長に就任した。 総会では森田恒雄氏(改革・緑新、下伊那郡)が、リニアの早期着工を求める立場から「県はかたくなに拒否せず、一日も早く双方が(ルート問題で)合意してほしい」と求めた。 小池氏は総会後、「飯田駅設置が最終目標。飯田下伊那の思いを県会に反映させる必要がある」と説明。一方、総会を欠席した古田氏は取材に、Cルート実現を求める姿