磁性ナノ粒子を用いたがんの温熱治療 その詳細な発熱メカニズムをはじめて解明 検査をすり抜ける微小がんに有効な治療法の進展にはずみ 独立行政法人物質・材料研究機構 公立大学法人滋賀県立大学 NIMS 量子ビームユニットの中性子散乱グループは、滋賀県立大学工学部と共同で、隠れた微小ながん組織を選択的に加熱できる磁性ナノ粒子がん温熱治療の際に、がん組織内のナノ粒子の周囲の環境の微妙な差異によってそれぞれ特異なナノ粒子の配向状態が形成され、最適な加熱条件が大きく変わってしまうことを理論的に明らかにした。 独立行政法人物質・材料研究機構 (理事長 : 潮田 資勝) 量子ビームユニット (ユニット長 : 北澤 英明) の中性子散乱グループ間宮 広明主任研究員は、滋賀県立大学工学部のBalachandran Jeyadevan (バラチャンドラン ジャヤデワン) 教授と共同で、隠れた微小ながん組織を選択