カプコンの格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズが、今夏に誕生30周年を迎えます。新作を世に出し続けてきた一方、ブームを育んだゲームセンターは減り、ファン層の高齢化にも直面してきました。そこで活路となったのは米国をはじめ世界での「eスポーツ」への挑戦でした。 120万人が視聴 昨年12月、米カリフォルニア州で開かれた『ストリートファイターV』の世界大会。 約8500人の観客の前で優勝を決めたのは、当時20歳の米国人男性NuckleDu氏でした。女子プロレスラーのキャラ、レインボー・ミカを操り、対戦相手の春麗を投げ飛ばして勝利した瞬間、会場のアナハイム・コンベンションセンターは大歓声に包まれました。 感極まって顔を両手で覆うNuckleDu氏。2日間の大会は、最大16万人がネット中継を同時視聴し、累計の視聴者数も120万人にのぼります。 大会を主導したCAPCOM USAの小野義徳オフィ
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