キャラクターアニメーションにおいて重心の動きというのはとても大事なものです。僕は少し大袈裟かも知れませんが演技をさせる際には重心の動きで感情を表現させる位に考えていますし、実際にまずは重心だけに動きをつけてから細部に取り掛かるといった方法も試していました。 僕が改めてその重要性を考えさせられたのはバストショットのアニメーションを作っている時でした。 最初に作ったものはほとんど重心を動かさずに上半身や腕を一生懸命動かしていたんですが何か物足りない。大袈裟な動きは付けているはずなのに生き生きとした生命感のようなものが感じられない。 そこでふと思い出したのがアニメーションマスタークラスでのカイル・バルダーさんの講義でした。 彼はまずキャラクターをフィギュアやプラモを手で持って遊ぶように(とご本人も例えていらっしゃったと思います)重心の動きだけを付けてから細部に取り掛かる方法を紹介して下さいました
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