夜半に物凄い唸り声がして,ヤバい,近所迷惑になるっとバトルを止めるために外に飛び出した。 叫び声は一瞬で,すぐに聞こえなくなり,発振器の反応からも,チコが居る場所はかなり遠い。 胸騒ぎがしたが,しばらく様子を見て,その後,ぷっつり何も聞こえなくなったので,家で待つことに。 ピザの斜塔みたいなところに共同研究に行く夢を見ていて,私がうっかりサンプルを送り忘れていて,慌てて取りに帰る夢など見て,相当魘されて,未明に目が覚めた。がチコ,その時点で戻っていない。この寒空に6時間以上経過している。 テレメのレシーバーをひっつかんで外でピンを打ったら強い反応があって,気が抜けるほど近くにいた。お隣りの温水器の上から降りてきた。 「こんな寒いのに,なんで,外うろうろしているんだよ」と,ちょっと叱りながら強引に,ドアから誘導して連れ戻す。 で,彼はいっとき私の髪を舐めて甘えると少しばかり張り付いて体を温め